熊本教育ネットワークユニオン

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ささやかなエコ活動の報告(2)

  ささやかなエコ活動の報告(2)

 連日、辛口の記事や投稿が続いているようです。今日はソフトな話題にお付き合いください。前回(8月19日)は、書店で一冊の本を見つけたこと、生ゴミ処理法及び有機肥料作りが簡単にできると書いてあること、さっそく実践してみたこと、で終わりました。報告を続けます。

①準備したもの……米ぬか、土のう袋、バケツ、古新聞、煉瓦2個。道具としてはこれだけです(その他、水と庭の土が必要)。新しく買ったものと言えば土のう袋だけ。ホームセンターで10枚セット300円ほどで売っていました。米ぬかはコイン精米機が設置してあるところからタダで頂きました(「ご自由にお取りください」の張り紙があります)。煉瓦はブロックでも代用可。

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②タネ作り……本に書いてある通りにやってみました。まず、庭の土と米ぬかをほぼ同量バケツに入れます。水を加えながら混ぜていきます。泥だんご作りの遊び感覚です。できたら土のう袋に入れ、口を捻って煉瓦の上に置いて数日寝かせます(上から圧をかける必要あり)。のぞいてみて白いカビが発生していればタネ作りは完成です。土の中に含まれる微生物がぬかを食べ、糸状菌や放線菌になったのだそうです。

③タネの保存方法……新聞紙に広げて天日で乾かしました。夏なら半日、冬でも2、3日でさらさらになります。通気性のある紙袋に入れておくと半年ほどは使えます。したがって一度にたくさん作っておくのが効果的です。ちなみに、その間菌は死ぬことはなく、ただ休眠しているだけなのだそうです。

生ゴミを入れて熟成へ……再び土のう袋を活用しました。果物の皮や野菜の切り屑などの台所の生ゴミを土のう袋に入れてタネをパラパラと振りかけます。よく混ぜて口を捻り、煉瓦の上に置いて上から圧をかけます。数日すると生ゴミの形が崩れ、徐々に黒ずんできて発酵が進んでゆくのが目に見えるようです。翌日も更にその翌日もどんどん入れました。そして袋が半分ほどに膨らんだ頃、土に埋め戻しました。1、2ヶ月もすると熟成したのでしょう、掘り返すと黒っぽい土に変わっていました。庭や畑が栄養豊かな土壌となったような気がします。

⑤気づいたことなど

・この作業に難しいわざは必要ありません。強いて言えば、毎日やるという根気だけです。

(ネットワークユニオン S )

     挿絵は小林です。あまりに下手ですので特に記します。

薩川益明という人

薩川益明という方を知ってますか?

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朝日新聞、「折々のことば」で紹介されていた。   

   自由とはもっときっぱりしたものだ

   たとえば

   実を傾けて風に唄うむら竹の肌のように

   戻ってくる牛たちの大きな瞳のように

          薩川益明

「詩の中に目覚める日本」(真壁仁編)にあるとのこと。「この本、本立てのどこかになあったな。」「学級通信に引用してたな。」「「便所掃除のうた」もあったな。」と、「でも1970年代に買ったので、探しきれないや。」と思い、結局、「シルクロードのMさん」の「知る苦労」をしないネットで検索。

▶ 【分かったこと】 薩川益明さんは高校化学を担当(札幌西高校などに勤務)し、詩人。北海道長万部に住んでおられ、2017年に亡くなられている。

▶次の歌詞にも行き当たった。

  自由についてのうた  薩川益明 作詞  中川五郎 作曲

 

   炸裂する黄リンはたしかに熱い

   ただれた皮膚の下を苦しく流れる鮮血よりも

   銃弾はたしかに硬い

   黒い髪の毛の垂れかかる額よりも

   毒ガスはしみこむいのちにしめったからだの奥深く

   とても陰気に

   しかしどんなものが拒み得よう

   トンキン湾の朝焼けを

   押し寄せる押し寄せるしょっぱい波を

   硬いヘルメットの下の硬い観念

   囚われの身のひとつの言葉「自由」

 

   鮫の住む海を越えて来る重装備した「自由」

   他国の緑をうなだれた褐色に染めあげる「自由」

   ガスマスクをつけた息苦しい「自由」

 

   ああ自由とはもっときっぱりしたものだ

   たとえば

   実を傾けて風に唄う竹の肌のように

   戻ってくる牛たちの大きな瞳のように

 

   おまえ ベトナム

   ナパームやガソリンでもえている歴史の顔は

   火傷の痛みに耐えている

 

   ぼくの自由よ

 

▶感動と満足感。「折々のことば」の鷲田清一さんありがとうございます。

 

『「従軍慰安婦」などの記述削除 教科書会社5社、閣議決定で―文科省』

従軍慰安婦」などの記述削除 教科書会社5社、閣議決定で―文科省

Jiji.com 2021年09月08日19時55分

 文部科学省は8日、「従軍慰安婦」や「強制連行」という表現は不適切だとする閣議決定を受け、教科書会社5社が6月末までに、高校の歴史教科書など計29点について、記述を削除するなどの訂正を申請したと発表した。文科省は申請を承認したという。

 政府は4月、「従軍慰安婦」ではなく「慰安婦」、「強制連行」ではなく「徴用」を用いることが適切だとする答弁書閣議決定。これを受け、文科省は5月、教科書会社を対象に異例の説明会を開き、6月末までの訂正申請を求めていた。

 高校の地理歴史、公民などの検定基準は2014年に改定され、政府の統一見解を踏まえた記述とするよう定めている。

[以上記事]

これに対し

閣議決定は検定の根拠になり得ない。検定の根拠になり得るのは学問だけである。この検定は憲法違反である。こんな検定を許せば、教育への政治介入が際限なく起きるだろう。」(前川喜平ツイートから)

静かにうごめいていますね。

(ネットワークユニオン H)

その割には「現代の国語」は第一学習社の小説(「羅生門」、「夢十夜」など)掲載を合格とし、他社からの批判に「小説掲載が一切禁じられているわけではないが、新要領の趣旨に照らし一層厳正な審査を行う」とするご都合主義的言い訳をしたようだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ef33516b1127cfceb752c07edc4c6acac77b74de

(Kob)

記事:シニアだってユーチューバー

記事:シニアだってユーチューバー

 訳あって、YoutubeInstagramtwitterFacebook を多用することになった。このうち前二つはごく最近からの新規参入である。

 今朝の朝日新聞、「シニアだってユーチューバー」は力をくれた。やってみよう!!

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朝日新聞2021年9月14日西部本社版23ページ

 

シルクロード② 長安

面白いということ
 「真っ暗な中にいる人の顔に一点光が当たっている。何か分からない。その光の白い点が面積となり広がっていく。と、鼻が見え、口も目も見え綺麗な人だと分かってくる。顔(面)が白くなる。面が白くなっていく。それが面白いということ」。

 私が好きで尊敬する(外野フライを捕球したら応援席から拍手があがることもあったあまり強くはない某高校野球部。キャプテンで、甲子園を信じ、辞めそうな後輩の家に(高校生でありながら)家庭訪問して親を説得するという熱血漢で、練習後帰り道で溝に突っ込むのはチャリンコの居眠り運転という完全燃焼。「俺は学校休んでも部活には来っとぞ。頭いたかくらいで練習休むとか」と、意味不明な説得を、疑わず心底から叫ぶ野球命の先輩。その気迫に部員全員ビビッていた。)先輩教員大野滋さんは言った。知っていくのは確かに面白く楽しい。
 シルクロードという曲を二胡の発表会で演奏する。東アジアとヨーロッパを結ぶユーラシア大陸を横断するはるかな遥かな旅、出発から到着までの数百日がどのようだったのかを、自分の予断で演奏する。
 シルクロードとは、19世紀にドイツの地理学者リヒトホーヘンが、サイデンシュトラーセン(絹の道)と使ってからとのこと。ヨーロッパとアジアを結ぶ。いくつかあるが、一つは中国の長安(現在の西安)からローマ周辺まで。7000㎞以上もあった。(鹿児島から北海道まで約3000km、歩いた人がいて100日ほどかかったと。)複数の人とラクダであれば、300日いや1年はかかったか?学生のころ桜島を歩いて一周したのが9時間ほどか。二度と歩かないと思ったことはある。300日は想像不可。シルク、宗教、哲学、科学。紙や火薬のような技術など経済的貿易であり文化的交易。西遊記の元となった玄奘法師もあるいた。おかげで般若心教も現代に至ってると。草原の道、オアシスの道、海の道。三蔵法師の3は何か。なぜ行ったのか、何をしたのか。 
 調べるのはネットがあるから、らくだ🐪。苦労はあまりない、知るのは面白い。知る苦労ど?。

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自民党政治に「喝」を

自民党政治に「喝」を

    総裁選に出馬するにあたり河野太郎行革大臣は原発再稼働を容認したらしい。3・11以前は「原発絶対安全」と言った人たちが大勢いた。彼らには今も一切の反省はない。「弱いもの」は徹底的にたたくメディアも、当時「絶対メルトダウンしていない」と言った東大教授をバッシングしなかった。権力を手にするためには「原発反対」の河野太郎氏も言を翻した。同じく出馬する高市早苗氏は言を翻さず「アホノミクス」を継承し、軍事費は大幅に増やし、敵基地攻撃能力を保有すると主張している。

 さて、いよいよ総選挙が近づいた。先日、大学の先生方から街頭演説のあり方などについて意見を伺ったが「正しいことを言うから票が入るという状況ではない。政治が如何に身近なものであるかを具体的に丁寧に語ることが必要だ。消費税の凍結と言うだけではなく、年収200万円の人にとっては20万円の賃上げに等しいのです、どうですか?と訴えるべきだ」などとアドバイスを受けた。

 安倍・菅と続く「嘘と恫喝と忖度」にまみれ「自己責任を押し付ける」政治に、何とかして大きな「喝」を入れたい。毎朝の、犬との散布道にコスモスが揺れ始めている。70歳にならんとする自分のことを、世の中のことを、つい10数年前までは「平和で平穏な毎日を送っている」と想像していたのだから。

(教育ネットワークユニオン とらうと)

コロナ下の授業「難しすぎる」5割ー2021年9月12日朝日新聞朝刊ー

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▶今朝の朝日新聞日本大学高橋智さん、金沢大学の田部絢子さんらのグループの調査を紹介。

▶コロナ下でに「授業の内容が難しすぎるとおもう」に「よくある」と「時々ある」を合わせると、小学生が3割、中学生が5割、高校生6割以上との結果。「授業の進みが早すぎて、内容がわからない」に「よくある」と「時々ある」を合わせると、小学生が2割、中学生が3割程度、高校生5割程度との結果。

▶学校生活や支援についても言及してある。

※表はここで見ることができます。

https://www.asahi.com/articles/photo/AS20210912000166.html