2021-11-09から1日間の記事一覧
自然が語る ほろほろと山吹散るか滝の音、 という松尾芭蕉の俳句がある。この俳句についての解釈を新聞で読んだ。 これは、滝が語っていると。それを人が聞いた。そしてこの俳句ができた、と。自然が語ることを人間は聞くのだ、と。 この解釈は私にとって衝…
最近、新聞小説「また会う日まで」(池澤夏樹・朝日新聞)を面白く読んでいる。戦前戦中に海軍の水路部で天文、海図の製作などの仕事をした実在の人物である秋吉利雄少将を主人公にした小説。ほとんどが秋山氏の語りで構成されているようだ。残念ながら、私…