2022-01-13から1日間の記事一覧
散文詩二編 (一)整斉としてまた層々として立ち並ぶ木、木、木の群れ。不用意に踏み込んだ登山者が、何か不思議な力に圧されてふと歩みを止めてしまう、静謐の世界。風を受けつけず、虫の羽音さえ寄せつけず、あらゆる木々が一つの意志でまとまって不動の姿…
散文詩二編 (一)整斉としてまた層々として立ち並ぶ木、木、木の群れ。不用意に踏み込んだ登山者が、何か不思議な力に圧されてふと歩みを止めてしまう、静謐の世界。風を受けつけず、虫の羽音さえ寄せつけず、あらゆる木々が一つの意志でまとまって不動の姿…