短詩二編 (1) 冬の日、厚着をした樹々たちが 大げさに声をあげ体を揺すって 北風と遊んでいた時 その木は静かに立っていた 裸のままで ―― 今日、春の光の中で とっておきの薄衣を持ち出して 涼しく風と遊んでいる (2) 冬の幻想を、私はもっと歌いたか…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。