熊本教育ネットワークユニオン

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シリア情勢 アレッポとその伝わり方 エバ・バーレットさんはこう言う

 

シリア情勢 アレッポとその伝わり方 エバ・バーレットさんはこう言う

 

1月23日から、総務省の臨時・非常勤職員に関する研究会報告書についての記事(官製ワーキングプア研究会緊急講座報告)を中心に書いてきました。

それ以前は、国際情勢を書き、皆さんから、わかりにくいと不評でした。

シリア情勢については特にわかりにくい様です。

それは、何がどうなっているか、ニュースが全て知らされなく、私たちが

フィルターにかけられたものを見ているからかもしてません。

カナダの女性ジャーナリストで、戦火のシリアの取材を続けている

エバ・バーレットさんの2016年12月の国連内での記者会見を紹介しましょう。facebookの映像が見れます。日本語字幕付きです。

https://www.facebook.com/431647677026845/videos/593666580824953/

質問者:あなたのおっしゃったシリア人と彼らの望むものですが、どうやって推し量ったのでしょうか?何か独立的な調査か、実際の文書か何かは?

第二に、あなたは企業メディア、西側メディアが、これについてウソをついていると。我々西側メディアのアジェンダというものを説明していただけませんか?なぜ我々がウソをつかなければならないのか、現場の国際機関がなぜウソをつかなければならないのか、なぜこれらの絶対的な事実を信用ならないものとするのか。現場から寄せられたものですよね、病院が爆撃されたというのは。非道な行いを見たと言っている市民達は、その経験をしているわけです。彼らをウソつきと呼ぶ根拠はどこにあるのでしょうか?

 

エヴァ・バートレット:確かに正直なジャーナリストはいます。体制派メディアの中でも非常に妥協的なものの中には。

二つ目の質問から行きましょう。現場の国際機関ですが、アレッポの現場にどんなものがありますか?OK。私が言いましょう、そんなものはありません。ないんです。これらの機関はシリア人権監視団体(SOHR)に依存しているのです。これは英国コヴェントリーにあり、ワンマン組織です。そしてこれはホワイトヘルメットのような妥協的組織に依存しています。ホワイトヘルメットについてお話ししましょう。ホワイトヘルメットは英国の元陸軍士官によって2013年に設立されました。彼らは100万ドルの資金を供給されました。米国、英国、ヨーロッパの他の国々によってですね。彼らは東アレッポやイタリップの人々を救うと称しています。しかし、東アレッポの人は誰もそれを知りません。誰もです。

それを踏まえた上で、いまや東アレッポの95%が解放されました。ホワイトヘルメットは中立と称していますが、銃を運ぶところやシリア兵士の死体の脇にいるところを見られています。そして彼らのビデオレポートに出てくる子どもたちは、別のレポートとの使い回しです。アヤという少女を見ることができますが、彼女は8月のレポートにも出てきたし、9月にもです、異なる場所に現れたのです。彼らは信用なりません。SOHRも信用できません。名前の無い活動家も信用できません。一度や二度は良いですが、常にでは信用はできないのです。ですから、あなたの言う現場のソースなどというものは無いのです。

あなたのアジェンダ、あなたのではないですね、いくつかの企業メディアのアジェンダですが、政治体制変更というアジェンダです。ニューヨーク・タイムズは。。。今朝読んできましたが。。。あるいはDemocracy Nowは。。。これも先日見ましたが。。今日まで、どのように「これは市民戦争である」との主張をしてきたでしょうか?彼らは今日までどのように主張してきたでしょうか?「彼らは武器を持たず、非暴力の抗議者である」と、2012年まではですね。絶対に真実ではありません。彼らはどのように、「シリア政府はアレッポの市民を攻撃している」という主張をしてきたでしょうか?テロリストがこの地域を占領し、誰もが逃げ出したときに、逆を言っているのです。シリアの人々が選挙を支持することを、私がどうやって推し量ったかですが。2014年にシリアで選挙がありましたが、その時点でアサド大統領は圧倒的な支持を得たのです。もちろん政府を変えたい人もいます、そこは否定しません。誰もが変化を望んでいます。しかし、政府への支持という点では、彼らはアサド大統領が問題とは思っていません。それはテロリズムの中にあり、彼らのそこでのシステムあり、しかしアサド大統領にはありません、明らかに圧倒的な支持です。私の根拠は、彼らのリーダーの選択とシリアでの人々との関わりにあります。 

 マスコミによる情報がフィルターにかけられたり、意識的に操作される時代になっているのかもしれない。多くの情報にアクセスし、その真贋を見極める目を持ちたい。