2021-06-10 譚詩二編 その他 執行委員Sさんは詩人です。送られてきましたので紹介します。 譚詩二編 1里山に雪が降る細い糸が樹々に吸い込まれてゆくいくら降ってももう山々を白くすることはないだろうーあの時 言葉は何の意味も持たなかった 2秋風がくすぐったいのでもうどうにも堪えきれなくなって 木の葉が落ちてゆく染め上げた美しさのままにコケットの微笑をふり撒いてゆく地面に落ちてもしばらく木の葉たちは笑い続けるだろう 編集者から : 是非、感想をお寄せください。