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中央最低賃金審議会 (目安に関する小委員会)で28円

最賃の目安が、7月14日「中央最低賃金審議会 (目安に関する小委員会)」で28円ということで決着した。これから7月16日の「中央最低賃金審議会 (中央最低賃金審議会)」で、「中央最低賃金審議会目安に関する小委員会報告について」報告され、「令和3年度地域別最低賃金額改定の目安について(答申)」が出される。

▶その後、各都道府県の最賃が決定されるが、各新聞社など報道各社は目安28円を足した額を書いている。例えば日経の表を上げる。

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▶さて、これだけでは面白くないので、「日本労働研究雑誌」2010年4月号(特集:初学者に語る労働問題)https://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2010/04/ の「最低賃金引き上げのインパクト」(安部 由起子さん(北海道大学大学院公共政策学連携研究部教授))の作成された東京都と各道府県の比較(県別最低賃金の対東京比の推移)の表を上げよう。

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 安部由紀子さんは次のように述べられている(全文引用)。

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 ▶次にもう一つ資料を紹介しよう。

下は九州大学の虞尤楠さんの2020年の博士論文(『最低賃金に関する研究の現状』

虞尤楠 - 2020 - catalog.lib.kyushu-u.ac.jp)からの引用グラフである。

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 最低賃金の平均賃金との比(黒点(・)及び右目盛り(%))が各国と比してまだ低位であることを示している。ただし、上は2019年のグラフであるが2001年は6.35$(US), 28%であるから、この18年間に大きく改善していることを論じている。いまだ低位であるとするのか、大きく改善しているとみるかは他の資料データを集め考察が必要と思う。

最低賃金だけでも調べると奥が深い。新聞をただ読んでも面白くない。

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