熊本教育ネットワークユニオン

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私の「折々のことば」①

朝日新聞第一面の「折々のことば」(鷲田清一さん)を読まれる方は多いと思います。なかには大岡信さんの「折々のうた」からのファンもおられるかも。

私も「折々のことば」を書いてみたくなりました。

私の折々のことば①

学問にとって平安の大道はない。その険阻な小径をよじ登るに疲れることを恐れない人々だけが、その輝かしい頂上に到達する見込みをもつよである、と。敬具。

カール・マルクス資本論」フランス語版への序言と後書きから。

モリス・ラシャートル(1814年~1900年、パリコミューンの戦士)からの「資本論」フランス語版の定期的な分冊刊行の提案に、マルクスは歓迎しつつも「 資本論」の新しい研究方法にフランスの読者が嫌にならないかと心配して、覚悟を促した文(手紙の返信の形をとっています)です。

1970年代のある研究会の部屋の壁面に書いてあり、若者を励ましてくれた文でもありました。資本論マルクスの心配通り読み終えませんでしたが、このことばは私の人生を励ましつづけました。

 

訳は長谷部文雄さん(河出書房新社世界の大思想11)によります。

なお、フランス語版はマルクス自身により「原著から独立した学問的価値を持つものであり、ドイツ語訳に親しんでいる読者からさえ参照されるべきものである」としています。

 

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