熊本教育ネットワークユニオン

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非常勤講師組合員アンケート調査の結果について

組合員アンケート

(1)「現状調査(依頼)」

組合員に対し往復はがきによるアンケート調査を行った。下がその文。

 「組合は、特別職だった非常勤講師の待遇を団体交渉で改善してきました。昨年4月からは、法律改正によって、会計年度任用職員という一般職に移行し団体交渉権がなくなり、守秘義務(刑事罰が伴う)や、政治活動の禁止などの法的制限が厳格になりました。

   一方で、「与えられたPCが古い」「待機場所にすわる机がない」など依然として不平等な扱いをされている事例が報告されています。

   そこで、下の調査をして、問題点を具体的にした上で、県に改善を求めたいと思います。ご協力をお願いします。6月10日迄に投函してください。」

調査項目 : 正規採用者と比して非常勤講師が不平等に扱われていて、改善を求めることがら

 

(2)回答 (内容を損なうことなく表現を一部変更し記載しました)

PC等情報機器に関する不平等

・ タブレットが与えられなかったこと。

・ 非常勤講師全員にPCが貸与してある学校もあるが、勤務校は職員室に3台デスクトップがあるが、まともに使えるのは1台である。また、職員室から離れている理科・家庭科・情報・芸術の非常勤5名の近くには校務用PCが配備されていない。県教委は非常勤講師が使用する校務用PCの配備についての全県立学校調査を実施して欲しい。PCが全員貸与されていない学校は、適切な場所に校務用PC配置をするように通知して欲しい。

・ 非常勤講師が4名いますが、2名にはパソコンがありますが、2名にはパソコンがなく共用状態です。子ども達には1人1台のタブレット等が準備されていく中で職員用が準備されないのはおかしい。教材作成、成績処理に支障あり。非常勤講師にもパソコンを。

・ ノートパソコンをもらったが、ネットか校内LANのどちらかしか使えない。

校長の職務命令による業務

・ 考査等に関して、考査時の待機(答案受取)・巡視は1時間にカウントされない。実態とはかけ離れた問題作問は1時間、問題採点は1時間の合計で2時間のカウント。ただし昨年度から科目により監督1時間が記帳できるようになった。  

・ 採点時間を40名(1クラス)は2時間と基準がある。できなかったときは相談し申請する。

・ 授業準備に伴う拘束時間が無視できないほど多量時間発生する。

QA

・ 「Q&A」は手元にありません。 

・ 県教委から「「Q&A」を手交して管理職から説明するように通知する」と回答があったが、事務の方が「勤務条件通知書」と「Q&A」を持ってこられて受け取りの署名と押印をしただけである。副校長と教頭には、昨年度は副校長から説明を受けたことを伝えたが、管理職からの説明は今のところない。

時間割変更

・ 体育祭(4月)特別時間割の発表が、変更する授業の数日前になった。敢えてこちらから副校長・教頭に「年度当初で仕方がないですね」とは伝えた。勤務条件には合意の上変更としてあるので、時間割変更どについて管理職や関係職員から一言の連絡でもあれば良いなと思う。四角四面に運用せよとは言わないが、管理職や関係職員は非常勤職員の勤務条件やQ&Aをしっかり受けとめて対応して欲しい。

・ 体育コースの行事等で、1か月前に授業カットの依頼があった。変更でなくカットで授業なし(無)になってしまう。 

学校の情報に関して

・ 教科1人なのに教科等の公文書が手元にない。

・ ICTに関する校内研修会に呼びかけがなかったこと。

・ ごく最近、来年度から全く新しい成績評価方法が導入されることを知りました。職員会議の出席は免除されているので、よほどアンテナを張っていないと情報で遅れを取ることになるなと思いました。

その他

・ 毎日の(授業日以外の日も)体温提出(コロナカード)の提出を求められる。

・ 勤務校の非常勤講師の欠員1名がまだ決まっていない。またこのクラス数の高校に非常勤講師が多すぎると思う。いろいろと規定はあると思うが、全県立学校で特に若い方は常勤としての採用を増やして欲しい。

改善事項は無し

・ 改善を求めることはありません。

・ 何もありません。

・ 該当することがないようです。

 現在、県立学校非常勤講師悉皆調査を計画中です。

当ユニオンは地方公務員法が適用されていない労働者がひとりでも加入できる組合です。ただし、地方公務員法が適用される非常勤者(会計年度任用職員)も当面加入できます。

教育と少しでも関係ある仕事であったら相談にのりますし、組合に加入できます。ご家族の相談でもよいです。

予備校・塾・家庭教師、学生アルバイトの方も組合加入ができます。

また「教える」仕事でなくとも、教育と少しでも関係あれば加入できます。場合によっては私たちの組合より適切な領域の組合を紹介することもできます。

遠慮なくご相談ください。