熊本教育ネットワークユニオン

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上唇からマウスピースにつける

上唇からマウスピースにつける


 トランペットの初心者向けの教則本に、マウスピースには上唇からつけるとあった。なぜかは書いてない。先生に聞いたらどちらでもよいと。

 精霊流しを歌うさだまさしは、同名の小説を書いている。自伝的小説である。そのなかにバイオリンを小さい時から習っていて、左手は技術、右手は芸術とある。左手で弦を押さえて音程をつくり、右手で弓を弾き音色をつくる、左手は訓練で進化しやすいが、右手は心を弓に伝える。喜びや悲しみを、弓の速さと圧力に託し弦を振動させ、音色を作る。だから難しいのだろう。基本に弓を弦にどのような角度で当てるかはあると思う。
 トランペットも左手でピストンをおし、右手ではないが唇の振動で音を作る。弓を動かすように、息をだし上下の唇を震わせる。唇を震わせるようになると音はだせる。そして高い音が出せないのが課題になる。で落ち着いて考えてみると、それは、唇が振動してないということに行きつく。それは両唇が、最高の効率で機能してないのである。たぶん、上唇が有効に使われてない。それで音の限界があった。つまり、両唇が最高の効率で振動するように上唇からマウスピースにつけるということであった。(上達すれば、上からつけなくてもよくなる)
 ダニーボーイは完奏できた。