熊本教育ネットワークユニオン

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事実は事実として、述べてほしい。改ざんはダメ

 2022年7月8日11時。参議院選挙投票日の2日前である。体調不良と言って、政権逃げだすように退任した安倍元総理が、奈良県で応援演説中、拳銃のようなもので撃たれて亡くなった。犯人は40歳代の男で、「政治的心情はない。」と言ってるようだ。安倍元総理が、(犯人の)家族を崩壊させた宗教団体(外国では、統一教会と言われていた宗教団体とでているそうだが、日本のメディアではなぜか、そこの名前は、しばらく隠されているかのように出てこなかった。名前が出て記者会見がやっと行われた模様)とつながりがあり、それと関係がある安倍さんに怨みをもっていたからというようである。
 そうであっても、危害を加えることは許されない犯罪である。
 総理大臣をつとめた人物が、こんな、個人に怨みをもたれるほどなのは、かわいそうであるが、政治的でないのは、如何なる仕事をしたのかという評価でもあるだろう(繰り返すが、起こってはならない、許されない犯罪である)。
 なのに、政党によって、民主主義へのテロである、と叫んでいるのは、何を利用しているのかという思いになる。
 それまで、内閣法制局から違憲であるとされてきた集団的自衛権を、内閣法制局長官を入れ替え、閣議決定して、つぎ次と戦争法案を作って民主主義をこわした政党が、犯人は政治的心情ではない、と言ってるにもかかわらず、民主主義云々と言って、利用する恥知らずが許されるのだろうか。
 国会で118回もウソついたことを、民主主義への攻撃、と言ったのか。自分たちの民主主義への攻撃は知らぬふりして、今回をすり替えていい立てるのは、歴史戦などと、歴史までも書きかえようとする改ざんの一種であるのだろうが、たち悪すぎないか。
 メディアにも、亡くなる人への哀悼の思いと、功罪の罪を述べないことを混同されることが、なきように祈るしかない。

(M)