熊本教育ネットワークユニオン

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草原テラスと高齢者講習に軽自動車

草原テラスと高齢者講習に軽自動車

 8月上旬、妻が毎週来る生活情報紙の切り抜きを持ってきた。南小国町の草原テラスに行きたいと言う。PCの地図ソフトで探したら、田の原温泉の近くである。ストリートビューで見たら、目的地近くの坂道は特に狭い道のようである。口コミにも離合が難しいとあった。それなら、普通車が駐車する場所を現地で探して歩くしかないと思った。

 当日、国道には適当な場所は見つからない。旧道の方から登ることは調べていたが、適当なところはない。公民館の前に駐めるのも何だか悪い気がする。ウロウロと一周して、結局旧道の少々広いところに路上駐車した。目的地まで3km弱くらいのようだ。

 人家や田畑があるところを抜けると林の中に入った。緩やかな上りだが、誰とも会わない。そこを抜けると草原。途中から路上には牛の糞が点々とあるので用心して歩いた。グランドゴルフコースのようなところにも誰もいない。山羊か羊の牧場の横を通った。最後の急な上り坂、その狭い道を軽自動車が追い越していった。35分くらいで小萩山稲荷神社に着いた。そこには何台か駐められる。

 近くの草原テラスの上には女性2人。稲荷神社への階段を上っていたら、もう1台軽自動車が来た。今度は高齢の夫婦だった。女性たちは顔を合わせないうちに帰られた。テラスは三方手すり付きのウッドデッキ風であった。外輪山越しに阿蘇五岳やその他の山々。本当に見晴らしが良い。そうこうしているうちに夫婦がそれぞれに小さい犬を抱えて来られた。挨拶をされたので、返した。私たちがその場を離れたら、犬をそこに放された。

 帰りは30分くらいで車のところに戻った。途中、林のところで先ほどの夫婦が乗った軽自動車に追い抜かれた。往復1時間半くらいの間に軽の2組以外誰とも会わなかった。小国は30数年前に勤務し居住した地。久しぶりに両神社と当時なかったスーパーに寄ってから帰った。

 普通車では離合は難しいので、徒歩で良かったと思う。軽自動車なら、どうにか擦れ違えそうな気もした。こんなときには軽自動車があったら良いなと思う。

 

 運転免許の70~74歳の高齢者講習の通知が来た。夏休み中に受けようと思い、自動車学校に電話した。一番近いところは、9月しか空いていなかった。次に、大学生の頃に入校したところに電話したら、8月中旬に予約ができた。路上教習までいったが、弓道部の合宿のため中断した自動車学校である。いつでも再開できると思っていたが、福岡と熊本と離れていたのもあり流してしまった。もったいないことをしたが、天草で新採の時にはストレートで免許を取ることができた。

 当日、早めに自動車学校に着いた。入り口から車で入っていった。すると、直接教習コースだった。慌てて引き返し、外にある駐車場に車を止めた。約半世紀ぶりで、初めて来たようなもので全く覚えていなかった。受付は1番目で、規定の6,450円を払って30分以上待った。夏休みでもあり、若い生徒で一杯。多くの教習車が走り、バイクの講習生も沢山いた。トラックやホイルローダーも動いている。

 講習が始まった。受講者は5名(男4女1)。指導員は私たちと年齢は変わらないように見えた。話の後、静止視力と動体視力の検査。装置を両眼で覗いて、ランドルト環の切れ目の方向にスティックを倒して測定した。動体視力は小さい環が近づいて大きくなり、どこで切れ目の方向が見えるかの測定であった。静止視力が1.0、30km/hの動体視力が0.5(30~59才の平均に相当)であった。若い人ほど動体視力の落ち込みが少ないそうだ。

 実車講習の教習車は、高齢者がよく乗るということで軽自動車だった。(8//18付の熊日新聞に記事有)ATでスムーズに発進できて運転しやすい。指導員の指示に従って、コースを回った。バックや縦列の駐車もなく気楽にできた。指導員から「毎日、車に乗っとんなはるとでしょ」と。道路の障害物を避けるときの方向指示器の出すのが、少々遅かったようだ。

 私の後に、他の受講者の方が次々に実車講習をされた。その間、高齢者の運転に関するビデオを視聴した。講話もビデオも加齢による視力や反応の低下とそれに応じた安全運転のことであった。2時間弱で、最後に高齢者講習終了証書をもらって終わった。

 誕生日の前後2ヶ月間に終了証書を持って、免許センターで更新手続きをすることになる。違反をせず、5年後も運転を続けようと思うなら、今度は認知症検査を受けなければならない。

 30年くらい前はMTの軽自動車も時々運転していた。ここ20数年はATの普通車のみである。次に車を買い替えるとしたら、軽自動車も良いかな、ひょっとしたら電気自動車だろうか。私もいずれは免許返納しなければとは思っているが、はてさて決断はいつするのか。

(熊本教育ネットワークユニオン true myself)

 

  編集者雑感:私も同じくらいの年齢。できれば、運転しないでよい生活をしたいが、今はなかなか難しい。仕事、ボランテァ、家事、健康づくりにも車が必要。困ったものだと思っているが、今のところどうしようもない。