熊本教育ネットワークユニオン

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不条理とは、服を着て濡れないように川に飛びこむ、らしい

不条理とは、服を着て濡れないように川に飛びこむ、らしい

    天然芝のコートで、テニスをしたいとあこがれるが、まだ未経験で、普段は人工芝のオムニコートでプレーする。が、一週間に一度、土のクレイコートでプレーする。
    土のコートだからラインを作らないといけない。石灰を使うこともあったろうが、今はだいたいテープをはってある。このテープでコートにわずかに段差ができることもあり、そこにボールが当たるとバウンドしたあと、入射角反射角のまっとうな関係を壊して急に上に行く。それでボールを、打てず相手にポイントとなる。逆もあるが。またテープに当たり滑ってバウンドが変わることもあり、イレギュラーバウンドになることもあるのが、難点である。でも土は体に優しく膝痛めにくく疲れもオムニコートより軽いと聞いてきた。
    5年ほどたったか、突然なぜか、ボールが、遅くなると気づいた。(知人にオムニとクレイでのプレーの違いを聞いたことはあるのだが、認識までに至ってなかったと言える)人工芝と土では、ボールが反発する力は違うのは当然だろう。だからバウンドしたボールはスピードも高さも人工芝と土で変わるのは当然である。そのことに気づくのに5年かかったという訳だ。
    テンポが変わってるのだ、遅く。音楽で言えば、モデラートをアレグロで演奏しているというようなものかもしれない。それは心地よくはないであろう。仰げば尊しをテイクファイブのテンポで演奏したら、尊し感はあるか?(尊し感はテンポ抜きに話せるかもしれないが)
     バウンドしたボールをオムニコートでは、0.0030秒後地上0.30mの地点でラケットのスイートスポットに当てるのが、土のクレイコートでは0.0035秒高さも0.29mで当てるべきというようなことである。
    それでも身体はボールに対応してきていた。だが、心は、実態0.0035秒なのに感覚0.0030秒として決めていたのである。これでは、勝てるはずはない。もちろんナイスプレーもあった。(自分で言うのもなんですが)でもクレイコートではなかなか勝てなかった。この敗因は、ボールが遅くなるという認識がなく、故に心と身体が、一致しないままプレイしていたからだと判明した。
    これがわかったのは、つまり真実を見つけたということで、これ以後連戦連勝かと思われるが、意外にもそうなってない。私にとっての不条理なのかもしれない。しかしそんな不条理はどうでもいい。   
     物価はあがり、年金は下げられ、給料はあがらず、防衛費はあげられようとして、国民の暮らしは苦しくなってるのに、その大元である自公政権が退場しないのは許しがたい不条理である。