学習記録 半導体のはなし①
関連企業が進出している。新卒者を企業で使ってもらうための教育の変化や働く人の利便性のための対応などいろいろなことが起こり始めている。大学・高専・高校の工業関係過程が変更されることもあったり、台湾から来熊の社員家族の為に英語を使う教育(インターナショナルスクール)を小学校から新たに作るということもあったりしている。
いったい半導体ってなんだ?こんなに騒いで大丈夫?今こそ冷静な目で眺めてみよう。
1 半導体の歴史
1947年 バーディーン、ブラッテン(ベル研究所)によって点接触型トランジスタの発明。
1948年 ショックレーによる接合型トランジスタが発明。
※1956年にショックレー、バーディーン、ブラッテンがノーベル物理学を受賞
1959年 バイポーラIC(集積回路)の発明。テキサス・インスツルメンツ社(キルビー)、フェアチャイルド社(ノイス)
1980年代 VLSI(素子集積度が10万~1000万個)
1990年代 ULSI(素子集積度が1000万個超)
2000年代 システムLSI(多数の機能を1個のチップ上に集積した超多機能LSI)の時代
2 日本の半導体メーカー
キオクシア株式会社は、日本・東京都の港区に拠点を置き、主にNAND型フラッシュメモリを生産。(旧東芝メモリ)
主要株主 INCJ 12.52% 日本マスタートラスト信託銀行(信託口)10.45% デンソー 8.58% トヨタ自動車 4.20% 日本カストディ銀行・三井住友信託銀行再信託分・日本電気 退職給付信託口 4.02% 日本カストディ銀行(信託口)3.63% 日立製作所 3.47% 三菱電機 2.84%(2022年6月末)
1953年東通工(ソニーの前身)が後払いでWE社とライセンス契約しトランジスタラジオをつくったソニーの半導体部門から。
3 半導体メーカーの世界ランキングトップ10
半導体売上高によるグローバルランキングを見ると、日米欧の先進国勢、韓国や台湾などのアジア勢に占められているのが分かる(中国勢が入っていないことに注目)。
https://www.sbbit.jp/article/cont1/34766 の記事中より
4 半導体製品の分類
WSTS(World Semiconductor Trade Statistic、世界半導体市場統計)
IC(Integrated Circuit、集積回路)半導体と非IC半導体
IC
①「マイクロ」=マイクロプロセッサやマイクロコントローラを含む
②「ロジック」=標準ロジックやASIC(Application Specific Integrated Circuit: 特定用途のために設計されるICチップ)等
③「アナログ」=AD/DAコンバータや電源IC等
④「メモリ」=DRAMやNANDフラッシュ等
非IC半導体
パワートランジスタ、「個別半導体」、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)センサ」、受光・発光ダイオードやレーザー、イメージセンサーなどの「オプト(光)エレクトロニクス」
(つづく)
補足等お願いします。
次は、金属のバンド理論のこと等を書きたいと思っています(TVでメーカーの方がTSMC進出対応のため(のように私はニュースをみたが)大学生へ話しておられたので)。
また、どなたか日米半導体摩擦について投稿していただけませんか?