熊本教育ネットワークユニオン

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侏儒の呟き(11)

侏儒の呟き(11)
    ~井戸端会議レベルで今日も呟きます~

○国会の質疑応答について。野党が質問をする。すると答弁する側は用意されたメモを坦々と読み上げる。視線はおおかた紙の上、時々顔を上げる。この間(ま)の抜けたような議会の有り様がそのまま日本の将来のように見えてしようがない。たとえ官僚の作文であっても自分の言葉に斟酌し、前を向いて答えられないものか。この現状にレッドカードを出す者はいないのか。

○タカイチさんへ。何ゆえにそんなに無理な自己主張をされるのですか。国会でのここ数日のあなたの答弁は、わがままで頑迷で尊大で実に滑稽です。おまけに不愉快です。「カラスは黒いものかも知れないけれど私が出会ったカラスは白かった。そうでないと証明できますか。」と開き直るようなものですよ、例えれば。そんなに強がる必要がありますか。そんなにあなたは偉いのですか。少なくともあなたは大臣なのだから、「確かにあの時はおかしかった。今後はそんな間違いをしないように心がける。」くらいは仰ったらどうでしょう。
 WBCで来日したチェコの選手たちのことを知っていますか。彼らの多くはプロの選手ではありません。結果は1勝3敗で予選敗退となりました。ですが、彼らがひたむきにプレーする姿や試合を楽しむ様子がテレビで何度も流されました。試合の後には、日本チームに対して、更には観客にまで感謝の拍手を送る選手たちの映像が流されました。私も一国民として、ほっこりとした気分になったものです。監督さんの言葉が胸を打ちます。「日本のチームとファンの皆様に心から感謝します。チェコでは野球はまだそんなに知られていません。しかし私たちが日本で経験した感動と経験を持ち帰り、ぜひチェコで花を咲かせたい。野球は世界を繋ぐと思いました。戦争をしている国もありますが、野球というこんなに素晴らしい世界があることも広く伝えていきたい。三年後にはまた日本に戻ってきたいと思います。皆さんもぜひチェコにおいでください。ありがとう、日本。(大意)」
 嬉しいですね。こんな言葉や振る舞いは世界を明るくしてくれます、そう思いませんか。タカイチさん、政界のどす黒い裏側を知り尽くしているであろうあなたに要求するのは土台無理かも知れません。が、これ以上喜劇のヒロインを演じることはお止めになった方があなたのためですよ。いや、国民のためです。

○新型コロナ対策「政府分科会」について。メンバー構成を調べてみたら、各界の大御所と思われる面々がけっこう揃っていらっしゃる。代表して、会長が時々テレビカメラの前に出てきて何かをおっしゃる。いや、おっしゃっていた。最近はその回数がかなり減ったように感じるが…。いずれにせよ、以前からあなたのお話しはその中身が乏しかった。ワイドショーの解説者の方がかえって示唆に富む話をしてくれた。状況説明ではないのです、会長さん。あなたの仕事は今の課題や今後の見透しを具体的に国民に示すこと、国家としての方向性を慎重かつ大胆に政府に提言すること、ではないのですか。都合よく政府に飼われている集団では、国費の無駄使いですよ。 
                       (ネットワークユニオン・S)