熊本教育ネットワークユニオン

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アラコキ

アラコキ

 

  Bさんから巨大な「ふき」をたくさん頂いた。連れ合い様にお願いし、初夏の香りを部屋中にまき散らしながら「佃煮」になった。先日は「鰹のたたき」が食卓に並んだので日本酒の肴になった。そういえば隣家の柿の葉も陽光に照り映え、そろそろホトトギスもやってくる季節になっていた。

 「目に(は)青葉山ほととぎす初鰹」(山口素堂)

 

    日曜日は、犬との散歩を終えて帰ってくるとEテレで「NHK俳句」をやっている。今朝は、加藤登紀子さんがゲスト。加藤さんは作詞に夢中になっていると「歌詞が降りてくる」と言う。毎月第三週のテーマは「人生を詠う」で、今年度二回目の今日は「幼少期」、兼題は「若葉」だった。

今日の私の一推しの一句。

「杖置いて若葉の老樹確(しか)と抱く」(愛知県東海市、石山さんの作品)

 

 私からも若葉が出るのだろうか。最近は小便の出も悪い、アイデアの出も悪い、これは若い頃からだが根気が出ない。今時の70歳はまだ尻が青いのだそうだが、尻が青いまま「老樹」になっていく実感がある。

    トイレに下げている加藤一二三さんの「マンスリーカレンダー」の31日の言葉は「人生で一番幸せな瞬間は、これからやってくる」。解説を読むと「今までの一番幸せの絶頂だったときはいつか?」と問われたときの、「いやいや絶頂はこれから来るかもしれない」という心境だそうだ。そう思って、毎日を喜んでいきている、とある。

 

 さて、アラコキ(アラ古稀)のまっ最中を生きる私に、「一番幸せな瞬間」は、何時やってくるのか。引きずっている「荷物」はそろそろ下ろしたいなあ。

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編集者:知らなかったその言葉「アラコキ」

以下はhttps://www.bestfirmgroup.jp/zenkoku-sl/kanaeru-note/health/arakoki/   より。

『アラ古希は「アラウンド古希」を略したもの。数えで70歳を祝う古希祝いでは紫色のものを贈ることが一般的だ』