熊本教育ネットワークユニオン

活動の報告と相談の窓口です。またブログ担当者の学習の跡でもあります。過去の記事をご覧になるときは下のメニュー欄をクリックください

MENU

戦争の準備ではなく平和の準備をしよう

戦争の準備ではなく平和の準備をしよう

 

【以下、Wikipedia「新しい憲法の話」より】

✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿

1947年8月2日に当時の文部省は、同年5月3日に施行された日本国憲法の解説のために新制中学校1年生用社会科の教科書として発行した。「憲法」「民主主義とは」「國際平和主義」「主権在民主義」「天皇陛下」「戰爭の放棄」「基本的人権」「國会」「政党」「内閣」「司法」「財政」「地方自治」「改正」「最高法規」の十五章からなり、日本国憲法の精神や中身を易しく解説している。 新憲法によって主権者から象徴と位置付けが変わった天皇については「日本国民全体の中心」とし、「私たちは、天皇陛下を私たちのまん中にしっかりとお置きして、国を治めてゆくについてごくろうのないようにしなければなりません」と述べている。 また、新憲法に掲られた平和主義、戦争(戦力)放棄条項について解説する前に、読者である中学生に向けて次のように呼びかけた[

 

みなさんのなかには、こんどの戦争に、おとうさんやにいさんを送りだされた人も多いでしょう。ごぶじにおかえりになったでしょうか。それともとうとうおかえりにならなかったでしょうか。また、くうしゅうで、家やうちの人をなくされた人も多いでしょう。いまやっと戦争はおわりました。二度とこんなおそろしい、かなしい思いをしたくないと思いませんか。こんな戦争をして、日本の国はどんな利益があったでしょうか。何もありません。ただ、おそろしい、かなしいことが、たくさんおこっただけではありませんか。戦争は人間をほろぼすことです。世の中のよいものをこわすことです。

✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿

教科書だった「新しい憲法の話」は、1951年には副読本に格下げされた。朝鮮戦争を機に再軍備に舵を切った日本と米国の対日政策の方針転換によるものだ。50年「朝鮮戦争」「警察予備隊」52年「陸上自衛隊」60年「日米安全保障条約」70年「自動延長」、その後、自衛隊の海外派兵を可能にする様々な法整備を経て、安倍首相の「戦争法」を頂点とする「戦争の出来る国づくり」が行われたのは記憶に新しい。岸田首相に引き継がれた戦争政策「安保3文書の改訂」に至っては、まさに「新たなる戦前」と言われる所以だ。

キシダ政治に対峙する「戦争の準備ではなく平和の準備をしよう」という言葉が真に的を射ていることを確信する。43兆円を平和の構築に使えば大抵のことは可能に違いない。それにしても「マイナンバー法」は言うに及ばず、「入管法改悪」「LGBT法」などなど、「保守派」に配慮する法律の、何と時代遅れで稚拙なことか。