熊本教育ネットワークユニオン

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大切なこうりょう

    図書館員は利用者を差別しない、というのは、図書館員の倫理綱領である。ただ、本を借りるところとしか思ってなかったが、1980年に日本図書館協会で決議されたという、この図書館員の倫理綱領というものを知った。驚いたが、そこで働く矜持だと思った。
 図書館のホームページに募集があり、休日祭日での勤務なので、面接を受けに行った。応募者の数が少ないおかげだったのか、働けることになった。司書の免状をもたない私の業務は、利用者から返された本を元の棚に返すことだった。本の背表紙に書いてある小さい数字(この時知った、日本十進分類法による分類番号)が、このメガネでは見えにくくなり、メガネ店に行った。レンズ取り替えて調べられる。だが、レンズ換えても視力があがらない。なにかへんだなと思っていたら、白内障という目の病気になっていた。だから、レンズでの矯正はできないということだ。
 「白内障とは、カメラでのレンズにあたる水晶体が濁ってきて、そのため見えにくくなる」のだった。わかったようだが、わからないことが生まれた。ボーとしてはっきりは見えないが、見えてはいる。ピントがあってないということでは、ないか。それは光は一旦網膜に届いてることだろう。ならばその光は、途中メガネ(のレンズ)で光の方向を換えることで水晶体への入射角を変えたら、水晶体の焦点距離変わらなくても、メガネで換えられた光は(水晶体で光量を減らしても)網膜に届き、見えるのではないか。それで矯正視力は上がるのではないか。それなのに上がらないのはなぜか。
 手術して水晶体をレンズに換えたら、視力があがった。ついでにか、色の彩度が上がりくっきり美しく見えるようになった。手術してない目で見て比べるとその違いがわかった。水晶体のせいで見えにくくなっていたとは確認できた。メガネで矯正視力は1.2とあがっていた。
 ネットで調べてみよう。行きあたったのは、どうも視細胞のようであった。網膜に届いた光を視細胞が電気信号に換え脳に届ける。届いた信号で、あの文字はあとして、トマトはトマト、として見える。そしてその視細胞は二つがあった。①錐体細胞で中心視野を鮮明にみるのと色を感じるもの、と②杆体細胞で周辺視力と夜間視力の二つである。
 網膜の視細胞に光が届けば見えると思ってたが、その光をとらえるためには、2つのセンサーがあったのだ。中心視野を鮮明にみるセンサーの錐体細胞が機能してないのではないか、と思える。それは錐体細胞にきたとき、鮮明に見えるだけの光量に足りてないため見えないのかと思える。光量が水晶体の濁りのため減らされるので、錐体細胞が確認できるだけには届いてないということではないか。
 つまり、網膜の視細胞に届く光は、ただ届くだけでなく、一定の量も必要なのではないか。
 1本のバラでは伝わらない、なら百万本のバラをあなたにあげるのか。まだ推定でしかないが、とりあえずここまでだ。医者に聞きたかったが、なんだか悪く思える。仕事を邪魔することになるようでもあるしなあ。正しいか、いつかはっきりしたいなあ。

(M)