文化・芸術
あったりしますか? 語尾あげを聞くのも流れるようになった。最初は疑問(自信のなさ?)というように我にも彼にも表現しているだけかと思った。トラウトさんの投稿を読んで、婉曲表現大盛時代だと思う。責任をとらないですむように語られるようになってきつつ…
ニ胡の発表会がある。12時集合なので、11時まで、テニスができる。何ヵ月前からか忘れるほど(年のせいもあるか)前から、練習してきた。 今でも、音を外さないようにするのが、第一の課題である。フリースペースの弦の440ヘルツの一点を押さえなければ、少し…
侏儒の呟き(8) ○「共に学問の奥義を究めながら、Aは事実に蓋をする者、Bは公に危険を知らしめる者。斑目春樹と小出弘章。」このような文章をおよそ10年前に書いた記憶がある。福島原発が壊滅状態となり、今後の原子力政策をどうすべきか、日本国中に…
時の流れに任せて ○「美の旅・西洋美術400年(珠玉の東京富士美術コレクション)」を見学に行く。県立美術館本館。華麗にして荘重、そして重厚な絵画の数々に圧倒されてしまった。ティントレット(何と16世紀!)からブーシェ、ミレーやモネ、ゴッホ、…
二胡の発表会での演奏で「ひまわり」を練習している。 映画「ひまわり」ヘンリーマンシーニの作曲である。映画は戦争に行って帰ってこない夫を探しに行く妻の、哀しくも美しい物語である。探しに行った途中でのひまわり畑が、とりわけ心に残る。 その哀しさ…
秋づくし 今朝10時過ぎに玄関のチャイムが鳴り、檀那寺の若住職が立っていた。えーっ、屋根・壁の塗装をしている最中なので「今月の命日はお寺での回向をお願いします」とSMSでお願いし「了解」をいただいていたのに(^_^;)!・・・折角おいでいただいたので、…
侏儒の呟き(7) ~炎暑の秋のつぶやき、あれこれ~ ○ジャズとコーヒー。クラシックにはウィスキー。プロ野球中継にはビール。ジャイアンツが負けそうであればウィスキーが加わってグラスが進む。そして、宗隆が打てば歓喜は頂点に達する。 ○太陽が落ちて西…
最後の仇討ち 5月になって「蒼天見ゆ」(葉室麟/著)を読んだ。妻が市立図書館から借りた本のうちの1つである。最初は少しずつだったが、途中から一気に読んだ。史実を元にした歴史時代小説である。主人公は福岡藩の支藩である秋月藩の家老・臼井亘理(うす…
夢のその先は……(その1) (1) 夢を忘れてはいけない。夢は常に見続けていなければならない。そう思ってまた山に入るのである。だがなぜか、春の山は人を容易に夢想の世界に遊ばせてくれない。うつらうつらして、眠気があるのに深い眠りに入れない。何だ…
野の鳥に寄せて 「山を始めて一年です。何か趣味を持ちたいなと思って始めました。」 ―それはいい趣味を持ちましたね。 (と大いに褒める。が、この男性、山の知識はほとんどないようだった。) 「正面の、あの尖った山は何ですか。」 ―あれは甲佐岳です。 …
「岩宿の発見」・・・五十年前の文庫本 ▲ベッドに横になると本を手にする。以前は夢中になって睡眠不足という事態も引き起こしたが、さすがに今は、短時間で睡魔の前に玉砕する。おおかたは購入したてを読むのだが、時には、「もう一度読んでみませんか」と…
桜は美しくやさしい 休憩で弁当を買ってきた私が「桜が咲きました。」というと、「そうですね。よかったですね。また今年も咲いて。自然は毎年同じですね。」と返ってきた。きれいですね、見ていたいですね。といった類いの返事を予想していた私は、すこし驚…
今週の詩・・・その1・・・ ・・・・・・昔の少年は、ポケットの中に詩集をひそませて、折に触れてページをめくったという。 現役のころ「今週の詩」というのをやった。毎週、最初の授業で、5分ぐらいを使って配布した詩を読むという、ただそれだけのことだが、悪評で…
焦点が合わない 3月中旬、ガラス器具の使用方法を生徒に演示した。1月に生徒実験をする予定だったが、分散登校になり教室とオンライン同時に操作の動画を見せただけになった。3月上旬、分散登校は解除になったが、まん延等防止措置は継続された。全クラス…
叡知と狂気のはざまで (1)宇宙の統治者が与え給ふた叡知と狂気は今もこの惑星のすべての生命体の未来と破滅の間で細く頼りない天秤棒を揺らし続ける (2) 再びあの日へ。すべてが想像を絶した。人為が遠く及ばない圧倒的な力であった。大地の揺れも波の…
熊本市川尻町の曹洞宗大本山、大慈禅寺を訪ねる機会がありました(2019年6月)。 俳句らしきものを詠みましたので、紹介させて頂きます。 ご笑読くだされば幸いです。 緑蔭に鎌倉匂ふ古刹かな 夕涼や達磨大師に似る禅師 夏座敷和尚の眉の太きかな 寝転んでい…