熊本教育ネットワークユニオン

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いちゃればちょうでー

いちゃればちょうでー


 とある火曜日の午後。二胡の練習をしていると、自転車でやってきたおばさんが、私の二胡を指差し、驚くような喜ぶような顔をみせる。そして後ろから来ている連れ合いに何か言っている。なにかはわからない。なぜならば中国語だから。正確には中国語とは言わないないようだけど。
 にこ、と言っているのはわかった。二人とも近づいてきて、話す。中国人。男の方は少し日本語ができるようだ。手振りも交え話す。15と言う。15歳から、二胡をやっているようだ。年齢は私に近そうである。ならば、この人に演奏して貰おう。二胡をわたして演奏してと頼むと、わかったようである。弓のたるみを調節して、弓をなでるしぐさ。ああこれは、弓につける松ヤニのことだと思い、探して渡す。そのとおりだったが、これは上手そう、ひょっとしたら二湖の先生か?「きいたぐにのぁる。」おー千昌夫北国の春であった。少し音を思い出そうとしていて途切れるときもあるが、音色は、素晴らしく美しい。
 これなら、中国の曲は初見でもうまいのだろうと、車まで走って取りにいき、息を切らして楽譜を渡す。
 楽譜を見ていたが、その中から演奏しようとはせず、自分の暗譜している曲を演奏してくれた。やっぱり上手い。二胡の一番の特徴?である滑音(かつ音と言う。ドの音出すときㇱ〜ドと少し前にシの音をいれるように、音を滑らす。日本で言えばこぶしのようなもの)がふんだんである。この演奏は、音が流れている。上手い。携帯取り出し画面はユーチューブ。中国の公園での演奏をアップである。二胡演奏家宋竹風とある。その演奏を流しながら、一緒に演奏している。
 演奏のあと、語りあう。私はまた、車まで、メモ用紙とボーペンをとりに走ったのである。宋さんは、2月26日に佐賀空港につき熊本に来た。上海から1時間ちょっとで着いた。子どもが日本にいるから、2005年にはじめ来日し、今回は5回め。5月までいる予定。そのようなことがなんとかわかった。アシタモクルカ?いや明日は来れない。明後日木曜日はくる。
 明日の明日になる。その木曜日に演奏しながら、宋さんを待つが来ない。遅くなったからもう帰ったのかな、と残念な気持ちで帰る。(二胡のトランペットの練習のみ)
 次の日、金曜日、トランペットの練習していると、近づいて手を振る人。え、宋さん。なんとそうであった。二人は散歩していて、私のトランペットの音を聞いてやってきたようだ。あれ、あの二胡を弾いていたやつがラッパふいてると、わかったようで、近づいてきて手を上げた。どうも昨日は高千穂に行ったようであった。
 ニーハオ、シエシエ。私は中国語が少しわかる。(多くの人もわかってるほどか?)(おーアイニー、はうまく伝えられなかったようだ)中国語を少し教えてもらった。先生、教師は字は少し違うが、日本中国ほぼ同じであった。これなら、少し中国語ができるようになるかも。1.2.3.4とは、イー.エル.サン.スー。ニークイシン。(=お名前はなんですか。)すー(=是、はい)ブースー(=不是、違う)
 レンスニンーヘンガイシン。ガイシンとは嬉しい、レンスーニンは、あなたに会えて。ヘンは、とてもという副詞。
 あなたにあえてとても嬉しい

蛇足ですが、仕事をするなかで出会った素敵な言葉です。
◯ いちゃれば = 出会ったら
  ちょうでー = 兄弟 (沖縄弁)
 
◯一切の有情はみなもってこれ
  世々生々の父母兄弟なり

 

編集者注

https://www.otani.ac.jp/yomu_page/kotoba/nab3mq0000000l2z.html