しまなみ海道を巡って1000km
久しぶりに2泊する車旅をした。1泊の車旅は時々していたが、1年半ぶりくらいだろうか。我が家の相棒がしまなみ海道に行きたいと言い出したので、行く所も調べて選んでもらうことにした。
長距離運転には自信が持てないので、新幹線で行ってレンタカーでとも考えた。しかし、かなり費用がかさみそうである。結局、辛いけれど自家用車で行くことになった。温泉宿の空き状況などから、愛媛から広島に渡ることにした。
高速道路を長距離走るので、タイヤの空気圧が気になってディーラーに寄った。すると、右前輪のタイヤに釘が刺さっていた。パンク修理をしてもらったが、そのままにしていたら、どうなったのだろうか。
大分の佐賀関から愛媛の三崎港までの九四国道フェリーは今までに2回ほど利用したことがある。割引もあるので、初めてインターネットで予約した。1時間に1本だが、予想より早く前の便の発船前に着いてしまった。係員が乗れると言うので乗船券を購入したら、割引も効いた。
先ずは、一般道と高速道で今治城を目指した。藤堂高虎が築かせた平城で、広い堀には海水が入っているという。数軒の宿のある鈍川(にぶかわ)温泉に向かった。一番奥の宿に着いてから、近くの鈍川渓谷の遊歩道に行ってみたが、雨の後で滑りやすく渓流には近づかなかった。
展望館から間近に来島海峡大橋を眺めていたら、大型バスから欧米人の団体が降りてきた。もっと高いところにある展望台までぞろぞろと歩いていった。
しまなみ海道と呼ばれる全長約60kmの西瀬戸自動車道、生口島道路、大島道路を渡ることになった。大きな大島、伯方島、大三島、生口島、因島、向島などを約10の橋で結び、それぞれICで乗り降りができる。小さな馬島には島民専用のICがある。
自動車専用道路の他に、橋には自転車歩行者道が設置されている。それにしても、橋の上でも島内の道路でもサイクリングしている人がとても多い。道路には、路側帯の白線の内側に青線がある。狭いので自転車通行帯ではなく、推奨ルートを示しているそうだ。
ほとんどが電動アシストのレンタサイクルのようで、かなり急な坂道でも見かける。欧米人が多く、年配の人もかなりいる。
大島では、3ヶ所ほど巡った。亀老山展望台からは眼下に3つの橋から成る来島海峡大橋が望める。村上海賊ミュージアムは休館日だと分かっていたが、一応行ってみた。伯方島では道の駅に寄ったが、サイクリングする人たちで一杯だった。
大三島は4ヶ所ほど寄った。大山祇(おおやまづみ)神社は愛媛最古の神社とされ、広い参道の先に樹齢約2600年と言われる大楠の神木や檜皮葺きの拝殿があった。歴史ある落ち着いたたたずまいであった。
伯方塩業工場は見コースがある。日本の海水と輸入する天火塩田塩が原料だそうだ。多くの工程を経て、馴染みのある塩製品ができていた。
愛媛側の島はゆったりと巡っていたが、一番大きな大三島で移動距離が長くて思いのほか時間が経っていた。
広島側の島は駆け足となった。生口島は耕三寺だけになった。比較的新しく、どこかで見たような門や堂や等などが建ち並んでいた。一番奥の丘にはには大理石でできたモニュメントが林立していた。大阪の実業家が出家してから、建て始めたそうだ。
因島にある水軍城には入場せず、眺めただけ。向島は降りずにそのまま通過して尾道の千光寺公園に向かった。
足早に千光寺に参ったが、時間が押しているので公園や展望台には行かなかった。それでも向島と隔てている尾道水道の眺望は良かった。駐車場料金がかなり高いのに短時間しか居れず、もったいない気がした。
竹原市の湯坂温泉へ向かった。到着予定時間よりかなり遅れそうなので、宿に電話した。国道2号線のバイパスは、ほぼ自動車専用道で夕方なのに渋滞がほとんどなかった。思ったより早く30分遅れで着いた。熊本の渋滞のひどさからすると格段の差がある。
帰路の途中、山口の岩国に寄った。以前に錦帯橋を渡った時は、目前の岩国城には行かなかった。今回ロープウェイで上り、天守閣から眼下に錦帯橋や瀬戸内海が望めた。
周防大島にも寄った。風が強く、海沿いの道路では波しぶきがかかりそうだった。海面から相当高いところにある大島大橋を強風にあおられながら自転車で通行している生徒たちとすれ違った。後で調べたら、この島には高校と商船高専があったが、どちらの生徒たちだったのだろうか。
巌門(がんもん)と呼ばれる波の浸食により大きな穴が空いた巨大な岩を見に行った。西長寺の大仏は開帳日ではなく、ガラス越しに見た。境内には観音や地蔵などの多くの石仏があった。
山陽道、中国道、九州道を通って帰ったが、途中2回パーキングエリアPAで休憩した。九州道の基山PAで夕食としたが、ご飯の量を選べた。値段が変わらないというので大を頼んだら、意外なほど山盛りだった。大型トラックが何十台も駐まっていることからして、運転手を想定してあるのだろう。2人ともどうにか食べ終えた。
3日間の走行距離が1000kmを超えたが、どうにか無給油で乗り切った。交代で運転したが、高速道路の下りカーブや夜の運転は怖くて緊張した。どうにか腰もそう痛くならず、無事に帰り着いてホッとした。
通信制の日程で、たまたま非常勤講師の私が担当する授業やレポート添削・返送が無かったが、来月からはそうはいかない。日程も立て込んでくるので、1泊旅行でもしづらくなるだろう。
(熊本教育ネットワークユニオン true myself)

来島海峡大橋

大山祇神社 拝殿

多々羅大橋

尾道水道.

巌門