熊本教育ネットワークユニオン

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私の折々のことば③

私の折々のことば③

もし、事物の欺瞞的な外観のみを捉える日常的経験によって判断するならば、科学的真理は常に逆説なのである。

  この文の前には、その例示をしてある。

 「これは、逆説であり、日常の見聞と反するように見える。地球が太陽の周囲を運行するということ、および、水が二つの極めて燃えやすいガスから成り立っていることも、やはり逆説である。」と。一言いわせていただければ、後のくだりは間違いで酸素はそれ自身は燃えはしない。

 学校で授業をするときも、生徒が常識だと信じている認識を打ち壊しながら新しい認識を獲得していく授業展開はは子どもたちにとってとても感動する授業となりうることは良く知られていることであり、目指すべき授業の一つの型である。

 また、目の前の現象を判断するとき、この言葉を思い浮かべ、科学的真理は何かと問いながら生活している。同時に、昨今の科学に基づかない多くのことには辟易(へきえき)する毎日である。

 この文は、カール・マルクスの「賃銀・価格および利潤」(長谷部文雄訳・岩波文庫)からの一節。「価値と労働」の章で「利潤」の理解で書かれている。

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