ZOOM学習会「大学非常勤講師の労働環境について」(プレカリアートユニオン主催、多摩美大ユニオン共催)報告
9月29日に当ブログで書記長推薦の学習会 - 熊本教育ネットワークユニオン
https://kenu2015.hatenablog.com/entry/2022/09/29/040526
をアップロードしました。
今回、本人自ら報告文が寄せられましたので、関係分を掲載いたします。(編集者)
(以下報告 ⇓)
(1)プレカリアートユニオン主催、多摩美大ユニオン共催のZOOM学習会「大学非常勤講師の労働環境について」に参加しました。
資料5点を添付します。
① 当日使用された「レジメ」
多摩美大ユニオンの小川のどかさんが資料に沿って話を進め、弁護士(佐々木亮、高橋寛)が解説をするという形式でした。② 「大学が請負契約等を締結したモノを活用して授業を実施する場合の留意点」(2021.4文科省)
(通知文そのものは省略します(ブログ編集者))
請負契約で大学で授業をさせる実態があるらしく驚きました。この文書は、実質的に請負契約教員は無理だということを示しているようです。
③ 「無期転換ルールハンドブック」(2021.6 厚労省)https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000518484.pdf
④ 「大学等及び研究開発法人の研究者、教員等に対する労働契約法の特例について」(厚労省・文科省2019.2)https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000488206.pdf
5年ルールが制定施行された後に、「研究職の場合は無期転換は10年経過後」と法形成がされたそうです。この改正については、余り国会審議されないまま通過したそうです。研究職に該当するかどうかがポイントらしく、裁判で色んな事例で争われているようです。
⑤ 「Q&A」予め質問が出されており、それに答えるコーナーが最後にありました。写真に撮っておきました。問題解決には、誰でも入れる労働組合(ユニオン)による交渉が有効だし、しかも数が多ければ多いほど有効と強調されました。
以上です。内容の質問は当ユニオンまで。書記長がお答えします。
▶︎私たちの組合はひとりでも加入できます。▶︎教育と関係ある仕事であったらなんでも相談してください。問題解決には実績と自信があります。▶ご家族の相談でもよいです。▶「教える」仕事をしていなくとも加入できます。▶困りごとがあられたらどなたでもご相談ください。課題解決に向け共に汗を流します。適切な労働組合を紹介することも可能です。◆連絡先:熊本市中央区水前寺1-33-18 熊本県高等学校教職員組合気付熊本教育ネットワークユニオン宛(☎096-382-1133)
尚当ユニオンが加盟している(上部団体)『熊本教育ユニオン』には県内2大学の組合が加盟しています。大学関係者の相談にも十分対応できます。