熊本教育ネットワークユニオン

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ショックドクトリン。イベント資本主義。

ショックドクトリン。イベント資本主義。

 

ニュースやテレビ番組の解説者等の言葉で2つのフレーズを耳にした。そこで、チャットGPTに聞いてみた。

 

ショックドクトリンは、ジャーナリストであり作家のナオミ・クラインが提唱した概念です。

 

彼女の2007年の同名の著書で詳しく説明されています。この概念は、災害や混乱の状況を利用して、急進的な政策や市場原理主義的なアジェンダを実装する手法を指します。

 

具体的には、災害や混乱状況を政府や企業が利用し、人々の不安や恐怖を操りながら、過激な政策や制度変更を押し通すことを意味します。例えば、自然災害後や経済危機時に、政府が市場原理主義的な改革や民間部門への依存を促進する政策を急いで導入することがあります。これにより、民間企業が利益を得る一方で、社会的な安全網や公共サービスが削減されることがあります。

 

ショックドクトリンは、災害や危機を利用して政策の変更を強引に進めることで、市場原理主義や利益追求が強調され、社会的な公平や福祉が犠牲になる可能性があると批判されています。

 

 

イベント資本主義とは、経済や社会の活動を大規模なイベントや祭典に依存する傾向を指します。

 

この概念は、特定の地域や都市が大規模なイベント(例えば、スポーツの国際大会や展示会、祭りなど)を主催することで、経済的な利益や社会的な影響を期待することに焦点を当てています。

 

イベント資本主義の支持者は、大規模なイベントが地域経済にプラスの影響を与え、観光業やホスピタリティ業界を刺激すると主張します。彼らは、これらのイベントが地域に雇用を生み出し、観光客の流入を促進し、地域のプロフィールを向上させると考えています。

 

しかし、イベント資本主義にはいくつかの批判もあります。一部の批評家は、大規模なイベントが地域経済に持続的な利益をもたらさず、地元住民にとっては一時的な利益しかもたらさないと主張しています。また、イベントの運営や開催に関連するコストが高額であり、地元政府や税金の使い道に関する議論を巻き起こすこともあります。

 

さらに、イベント資本主義は一部の地域や社会の特定の利益に重点を置くことがあり、他の地域や社会の発展を無視する可能性があります。そのため、イベント資本主義の実践は、地域の社会的・経済的なニーズやバランスの取れた発展を考慮する必要があります。

 

ナオミ・クライン カナダジャーナリスト作家活動家。21世紀初頭における、世界で最も著名な女性知識人、活動家の一人として知られる[1]

The Shock Doctrine: the Rise of Disaster Capitalism. (Metropolitan Books, 2007). ISBN 0805079831

ショック・ドクトリン――惨事便乗型資本主義の正体を暴く』、上・下、幾島幸子村上由見子訳、岩波書店、2011年 ISBN 9784000234931(上巻)、 ISBN 9784000234948(下巻)。岩波現代文庫、2024年(ウイキペディア)

 

堤未果のショックドクトリン」(幻冬舎新書)に詳しいが、震災復興やオリンピック、万博などがこれらに当たると考えられます。

 

思い当たる点が多々あると思いますが、皆さんはどですか?

(ネットワークユニオン S)