熊本教育ネットワークユニオン

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新聞(21年8月20日朝日新聞総合4面)「コロナ対応・五輪強行 大戦時と重なる政府」を読む

新聞を読む 2021年8月20日 朝日新聞13版総合4面

考×論 長谷部・杉田+加藤陽子

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▶このブログで「それでも日本人は「戦争」を選んだ」を紹介した。著者の加藤陽子さんは、この間の菅首相のコロナ対応・五輪強行をみて、1941年東条英機内閣が御前会議に対英米開戦に都合良いデータで検討し、誰もデータの真贋を問える力を持ちえなかったことを例にあげ「日本の統治システムの「宿痾」」といわれる。

 見出しは『為政者に正確な情報上がらず』加藤

早稲田大学の長谷部恭男さんはシモーヌ・ヴェイユの『重力と恩寵』を引用し、執着から幻想が生まれ、それによる願望の正当化が起こっているのではないかという。菅氏に対し「そもそも何を言っているのかわからない」と厳しい。

 見出しは『五輪への執着 願望を正当化』長谷部

▶法政大学の杉田敦さんは、学術会議問題で「人事の問題だ」と問題のすり替えを行ったことなどをみて、政治家が「政治家は国民の上司だ」ととらえているのではないかと言う。

 見出しは『政治家 国民の「上司」ではない』杉田

▶「集団の質は指導者の質を超ええない」というが、的確な言葉だ。現状はその意味で不幸な状態まさに人災と嘆いてばかりはいられない。『生存のための政権交代』が望まれる。