侏儒の呟き(4)
権力に屈せぬ人々について。繰り返しになるが、職や命を投げ棄ててアベの犯罪を天下に訴えた勇気ある人々のことを、決して我々は忘れてはいない。思い付きでいろんな本を読みあさるうちに、次の文章に出会った。
すべてこのようなことにあきれ、私は死の休息を求める
賤しい者が立派な人に見られたり
才能のない者が立派に着飾っていたり
また悪人が誠しやかに信念を偽誓したり
つまらない者に栄誉が与えられたりと、
或いはまた正当な者が不正に汚されたり
健全な力が邪まな勢力に曲げられたり
学芸が権力者から言語の自由を束縛され
また愚行が学者ぶって学芸に制裁を加えたり
更には善行が悪魔に仕えて征服されたりと、
これらのものに呆れて私は死んでいきたい
もし、死んでも私の愛が残るものなら
シェイクスピア、ソネット集第66番(西脇順三郎訳、一部改)
シェイクスピアは450年も前のエリザベス朝の詩人である。だが、現代の日本の政治状況を予言していたのではあるまいかとも思う。この中にアベ、アソウ、スガが、また前川喜平、赤木俊夫、加藤陽子ほか学術会議のリベラル派の面々が登場すると感じるのは自分だけだろうか。
(ネットワークユニオン S)
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