熊本教育ネットワークユニオン

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 ドアパンチでデントリペア

ドアパンチでデントリペア

 

 7月中旬、「ドアパンチ」されて、車の右後輪上部の鋼板に「えくぼ」みたいなヘコミが2ヶ所できた。2本の白線の真ん中にバックで駐車したが、隣の軽自動車は前向き・やや斜めで、白線に近いことが気にはなっていた。しばらくして戻ったら、バック駐車のリヤスライドドアの車に替わっていた。そして、ドアをぶつけられてできたヘコミに気付いた。

 10年以上乗った前の車は、車に追突されたり自転車がドアにぶつかったりして鈑金修理をしたことがある。ドアの下を縁石などで削って自分でタッチペイントを塗ったりもしていた。代々の車で、この種のヘコミは記憶がない。よほどの勢いでドアを開けたのだろうか。数年経過した車ならいざ知らず、昨年購入したばかりの車なので何かの拍子に「えくぼ」に目が行ってしまう。

 

 しばらくして、車を購入したディーラーに行って「ヘコミを目立たんようにできんでしょうか」と相談してみた。鈑金だと塗装をはがして、パテなどを使って成形して、再塗装すると思うが、そこまでしようとは全く思わない。すると、鈑金の3分の1くらいの費用で「デントリペア」という工法があり、専門の業者に依頼することを聞いた。

 インターネットで調べてみた。塗装が傷ついていない場合、工具を使ってヘコミやゆがみを直すことができるという。検索してみると、熊本市の業者は3件くらいしか出てこなかった。

 

 8月になって所在地が近い業者に電話をかけてみた。すると、工場は持たず出張専門ということで、来てもらい無料見積もりをしてもらった。露天ではなく屋根があるところで作業するという。どうやら太陽光だけだとヘコミやゆがみなどが分かりにくいようだ

 購入して1年半も経っていないこともあるが、何より興味が湧いた。妻は「私は全然気にならん」と。私が「特別給付金も使い切っとらんから・・・・」と言うと、意外にも反対はしなかった。

 加入していた半年毎の点検時にやってみようと思い、8月下旬にディーラーに相談した。点検時に整備工場でその業者に施工してもらって良いことになった。早速、連絡・予約をした。

 

 9月中旬の点検の日、ディーラーに着くと業者はすでに来ておられた。点検はすぐ終わり、整備工場で作業を見学した。必要な箇所の内装をはずして、電源がリチウムイオン電池の蛍光灯型LEDライトを吸盤で後部ドアに取り付けて作業が始まった。

 道具は50種類くらいあるそうだが、今回使ったのは、先を細く少し曲げた1mくらいの金属棒と太い鉛筆状のような白いラクチック棒(硬質ゴムかもしれない)、それに小型の拍子木のような木製と思われる棒だけだった。

 LEDライトを場所や角度を変えながらその箇所に当てて、内装の隙間から金属棒を差し込んで内側からヘコミを押し上げ、外側からプラスチック棒を当てて木製棒でたたいて丁寧に成形していった。欧米発の技術だそうだが、10年以上の熟練の技は見事だった。30分くらいで「えくぼ」がどこにあったのか全く分からなくなった。内装を元に戻した後の洗車サービスの方がかえって長くかかった。

 

 長引くコロナ禍での制約や分散登校・オンライン授業などで何かしら鬱積してきた感じがする。安い料金とは言えないが、「えくぼ」が消えただけで気持ちが少し軽くなったように思う。

(表題をつけたとき、なんだか昔のテレビ番組「パンチdeデート」に似ていると思った。出会いとそのきっかけということで少しは通じているような気もしている。)

 

(熊本教育ネットワークユニオン true myself)

 

編集者の自分の興味からくる注

1)dent:外圧によるへこみ  2)repair:修理・修繕  

3)「塗装をせずにヘコミを修理する」という意味でペイントレス デント リペアまたはリムーバル(Paintless Dent Repair/Removal)という。日本では「デントリペア」と呼ばれている。欧州の自動車メーカーで考案され、雹(ひょう)の降ることが多い欧米で、雹の被害にあった車を修復するのに適しているということで発展してきた新世代の自動車外板修理工法。施工する技術者の持つノウハウや経験により仕上がりに大きな差が生じる。(http://www.trustdent.co.jp/execution/ より引用(2021年9月25日))

 

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