熊本教育ネットワークユニオン

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ささやかなエコ活動の報告(1)

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ささやかなエコ活動の報告(1)

 ○前線がこんなにも長く居座ることを誰が予測したでしょうか。これも気候変動の現れの一つなんでしょうね。地球的規模で進行する自然現象に対しては、人間はほとんど無力であるということを実感させられます。かつて映画「スーパーマン」の中で、彼が地軸を逆回転させて亡くなった恋人を取り戻すという話がありました。一瞬のうちに湖を凍らせて氷を運び、燃え盛る化学工場を鎮火させたこともありました。そんな"正義の味方"が、気候に限らず、コロナ、紛争、政治対立に溺れている現代世界の人類に必要ではないか、そんな気がします。

 ○各地のスーパーやコンビニには今日も夥しい量と種類の食品、食材が並んでいます。五輪で日本を訪れた外国人選手やメディア関係者が一様に、その種類の多さと質の高さに感心したということです。しかし喜んでばかりはいられません。大量生産は大量廃棄という反面を備えているからです。全国規模で、毎日何万、何十万トンものおにぎりや弁当が処分されているというニュースを聞く度に、心が痛みます。SDGsの開発目標の一つに「つくる責任、つかう責任」というのがあります。これからの世を生きる私たちには、従来の消費社会の有り様を見つめ直す作業が必要だと提言されている訳です。

 ○(ずいぶん大げさな前置きとなってしまいました。これからが本論です。)ところで、規模は違ってもわが家でも毎日台所から生ゴミを出しています。長年にわたって「燃えるゴミ」として自治体の回収に任せていたのですが、できることなら自宅で処理したいと思っていました。というのも、焼却施設では大量の油を使って灰にしているそうですから。止むを得ないとは言え、それでは環境に多大な負荷をかけていることになります。ここはどう考えてもわが家で処理するしかない、肥料に変えて畑に戻すことができれば一石二鳥である。そう考えて、「生ゴミ乾燥機」なるものを買いました。かれこれ15年前の話です。かなり高くつきましたが、行政も補助金を出してくれるというので決断しました。さっそく試してみます。使えました。野菜の切り屑や食べ残しの品など、乾いては入れ、乾いては入れを繰り返します。水分が飛んでしまうので4~5日分のゴミが小袋一杯ほどに凝縮されました。すぐに畑に撒いてもよし、乾燥しきっているので長期保存も可能です。こうして二年間ほどは有効利用しましたが、残念ながら現在は休眠状態です。なぜなら……。乾燥のための運転時間が予想以上に長かったのです。音も出るので、室内設置が不向きだという欠点が見えてきました。

    ほかに手はないか。庭や畑の一角にコンポストを置く、あるいはその応用である段ボールコンポストを手作りする。方法はいくつかあるけれど、

私にはどうもその気になれませんでした。

    3年ほど前、書店でたまたまある本を見かけました。自分の目指す生ゴミ処理法がいとも簡単にできると書いてあります。これだっ!さっそく実践。台所から出る生ゴミ有機肥料となり、徐々に栄養豊かな土に変わってきました。この取り組みは現在まで続いています。今年は特に夏野菜のできがよかったように思います。

(次回に続きます。S)