熊本教育ネットワークユニオン

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本工労働運動からの脱皮 ~「県立学校臨時調理員組合」の取組①~

本工労働運動からの脱皮 ~「県立学校臨時調理員組合」の取組①~

 「県立学校臨時調理員組合」は1976年に結成された(私の採用翌年であったことを記憶している)。発足当時、高教組の副執行委員長だった故寺崎幸男さんが「本工労働組合からの脱皮」を掲げて、教諭中心の高教組運動から、学校に勤めるすべての労働者、とりわけ少数であるが故に劣位で問題が表面化しない職種の待遇改善に取り組む重要性を唱え、実践された結果の一つだった。前年には「県立学校警備員組合」も結成され運動していた。私は1988年に高等学校教職員組合の「調査給対部長」を任されたが、前任の森川さんから引き継いだ担当の一つが「臨時調理員組合」だった。

 当時の組合員は、現在の特別支援学校の寮の給食業務に携わっていた方がほとんどだったと記憶している。厨房には栄養職員と「技師調理員(現業)」、そして多数は「臨時調理員」と呼ばれる労働者が働いていた。「臨時調理員」は当時の「臨時採用教員」と同じように長期休業期間は任用されず、年を三分割した辞令で任用され、日給で給与計算がなされていた。組合は年に一度の総会、年に一度の学習会を開催していた。高教組支部オルグの際に可能な限り厨房に出向いて、組合員のお話を伺ったことを覚えている。当面する課題は三つ。一つは賃金改善、二つに任用期間の延長、三つ目が年次有給休暇の付与だった。(続く)

(熊本教育ネットワークユニオン・とらうと)

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