相談しないのか?
「三人寄れば文殊の知恵」という言葉がある。
最近の政治家が、とりわけ国の重要な方針・政策を実行する政治家が、仲間・専門家あるいは反対の意見を持ってそうな人に相談せずに(みんなから見れば)暴走し、(怒られ・笑われ)、結果的に失敗し、国の借金をどんどん増やしている例が多すぎる。いや、やることなすこと皆そうではないかと思う(言いすぎか?)。
古くは「アベノミクス」(失敗が「業界で(経済学者の中で)」常識の「トリクルダウン」)、「大胆な金融緩和」(人事で担当者を交代させて=異なる考え(益になる存在が多い)の排除)、そして「国葬」から始まる岸田内閣の最近の政策。例として三つの話題(下に日刊ゲンダイデジタルを紹介)を上げる。
・岸田首相また愚策へ一直線!「電気代抑制2兆円」はガソリン補助金の“二の舞”確実
(日刊ゲンダイデジタル https://www.nikkangendai.com/articles/view/money/312869)
・河野大臣が「マイナ保険証」“強要”表明!総務省は“不適切”から方針転換したのか? 担当部署の回答は
(日刊ゲンダイデジタル https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/312845 )
・安倍元首相の国葬に消える血税は最大70億円! 岸田政権がヒタ隠す“本当の費用”を試算
(日刊ゲンダイデジタル https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310632 )
これらを眺めると、「誰にも相談していないな」と思う。
誰にも相談しない ⇒ 権力の誇示、反対者排除、であり、たいていの場合その政策は失敗する。何しろ誰にも相談しないで、かつ歴史(先例)からも学ばないのだから。未曽有の危機で、新しい時代で、今までの考えが通用しない、と言っても、いやそれだからこそ、衆人の力・歴史・理論から学ばなければならない。自らは小さな存在で、仲間・専門家・歴史(先例や多くの人の経験)から学ぶという精神こそ重要であるだろう。
自らの無知・無能を知り(すべての人が)そのうえで考えるということが大事だと、昨今の政治は悲劇的・喜劇的にそれを教えてくれている。
「倫理・社会」で最初に学ぶ「ソクラテス」に学ばねば・・・。
(小林)
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