この文は https://kenu2015.hatenablog.com/entry/2023/03/27/002954 の続きです。
まず「はしがき」を読みました」。「はしがき」というタイトルの下に「ガリオは凡て此らの事を意とせざりき『使徒行傳』19・17」と書いてあります。出だしです。急にまじめに読むようになった私は、ここからこだわって調べてしまいます。
長くなるので省略しますが、「19・17」は間違いで「18・17」ではないかということを発見しました。私と同じように『使徒行傳』19・17にあたった人もいると思ういますが、訂正されていないのは何故でしょうか? (参考 https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures/nt/acts/18?lang=jpn )「はしがき」に関する私のどうでもいい「はしがき」はこれくらいにしたいのですが、「ルネサンス断章」の「はしがき」を読みながら知ったことを列記します。
①この「ルネサンス断章」は1950年に第1刷が発行されたこと(手にしているのは第5刷2022年11月)。1950年は大江健三郎さんが高校に入学した年にあたります。
また、1950年は朝鮮戦争がはじまり、警察予備隊(自衛隊)がつくられ、アメリカではトルーマン米大統領が「朝鮮戦争で原爆の使用も辞せず」と発言した年でもあります。
総評が発足したり、地方公務員法ができたりもしました。
②「ルネサンス断章」は、渡辺一夫さんがフランソワ・ラブレーの著作を翻訳するにあたりルネサンス時代のフランスの状況を調べたことが基礎になっているとあります。
③「ルネサンスの人々」という本が「鎌倉文庫」から出ています。著者は渡辺一夫さん。
④「鎌倉文庫」はとても面白い歴史を持っているようです。興味ある方はネットで検索してください。
⑤渡辺一夫さんによるとこの本の「断章」というのはフランス語のfragment(s)ぐらいの意味とありました。「大学時代に有機化学の講義の質量分析のくだりで初めて聞いたフラグメントはフランス語かぁ」と思いましたが、英語にもフランス語にもあり、フランス語では「ハグロン」と発音しているように聞こえました。
⑥「畫廊」という漢字にカタカナで「ガルリー」とフリガナがあります。これはどうやら「ギャラリー」らしく、この「畫廊」の文字は中国・台湾で使われているようです。
ここまで、はしがきの3頁しか進んでいません。切りがありませんので。このような方法で記載するのはここでやめにします。
【私の割当日の金曜日に続き(本編)を書きます。】