熊本教育ネットワークユニオン

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渡辺一夫著「フランス ルネサンス断章」 序

 言葉で出すのは恥ずかしさを感じるのですが、そして大それたこととも思いますが、私は、大江健三郎さんのファンです。著作はあまり読んでませんから「かくれファン」の部類でしょう。

 2005年、当時はまだ愛読していました朝日新聞に『伝える言葉』を連載(月に1回ほど)されていました。その新聞記事はできるだけ大切に切り抜いたものです。手元におそらく2005年1月の「晩年の読書にために 本棚の前に反省と喜びと」、そして2月14日の『面白く話す 聞き手に恵まれた幼少期』、さらに4月12日『アマチュアの知識人 社会の中 思考し憂慮する』があります。最も読みたい切り抜き(おそらく3月掲載分か?)は不覚にも大切にしすぎて私の本棚のどこかで私に探されるのを待っています。たしか息子さん光さんが「クイナです」と言った話だったと思います。学級通信やHRやで何度も配布した記憶があります。

 今回、Amazon(あまり好きではないが便利なので読書傾向丸裸になり注文していますが、大江さんも「伝える言葉」で「原著へ向かうなら「アマゾン」がすぐにも利用できます」と知識人の読書の方法例として紹介されています)で調べたら、朝日文庫から出ているではありませんか。早速注文しました。到着が待ち遠しいものです。同時に加えて2冊注文しました。渡辺一夫著「フランス ルネサンス断章」とやはり渡辺一夫が書かれている訳書で「ガルガンチュワ物語(ラブレー 第一之書)です。

 何故?

 多くの方が知っておられますが、大江健三郎さんは愛媛県の高校生の時、渡辺一夫さんの岩波新書を読み、この人に教わりたいと東京大学に進学したとのことです。その大江健三郎さんが読んだ本が読みたくなり注文したのです。最初に到着したのはその岩波新書ルネサンス断章」でした。今読み始めたところです。

【私の割当日の金曜日に続き(本編)を書きます。】