割引バスカードそしてミミズからあれこれ
先日、熊本市内のバス・市電の割引カードを初めて使った。なかなか使う機会が無く、手に入れてから半年以上経っていた。それまで交通系のカードは持っていた。全国のJR・私鉄・バスなどほとんどの交通機関で使える。北九州のモノレールでも使ったことがある。コンビニでもチャージできたが、この割引カードはできないそうだ。
もちろん車内でチャージできるそうだが、手間取るのも嫌だと思い、バスの営業所まで行ってチャージした。窓口で社員の方がPCで処理された。市の中心部にしかチャージ機はないという。
市電に乗ったら、真向かいには5・6人のアジア系の人たちが横並びで会話していた。熊本も外国人観光客が増えてるなと思っていたら、降りる段になった。久しぶりで運転席横の精算機が少し複雑になっていた。カードをタッチする3ヶ所くらいあったので戸惑った。クレジットとあるところの隣をタッチしたら反応しない。すると運転士が一番手前のところを指さしてくれた。まだ順応できない年寄りだと思われたのだろう。
その後バスにも乗ったが、かなり安く済むので私だけの場合は利用するだろう。妻はまだその対象になっていないので、2人の時はどうだろうか。駐車料金も高くなってはいるが、短時間の用なら車で行くようにも思う。
警報下の大雨の日、庭の砂利を敷いたところにも水が溜まった。小降りなったなあと思って眺めていたら。細長いミミズが這い出てきた。時々は見かけていたが、今回は、あれよあれよと次々に10匹くらい。水が引いたところにまた潜り込んでいった。
せいぜい呼吸ができなくなって出てきたのだろうと思った。インターネットで調べてみたら、今話題の生成AIによる文章があった。
『雨の日にミミズが土から出てくるのはなぜ?【chatGPTに聞いてみた!】
ミミズが雨の日に地面から出てくる理由には、いくつかの説がありますが、以下の二つが特に一般的です。
・酸素供給の問題; ミミズは酸素を体表面から取り入れます。雨が降ると土壌の酸素が減少し、ミミズは表面に出てきて酸素を取り込む必要があります。
・移動と繁殖のため; ミミズは水中を移動するのが得意で、湿った地面を滑るように移動できます。雨の日は移動が容易になるため、新たな生息地を探すためや、繁殖のために地面から出てくるとも考えられます。ミミズは雌雄同体であり、互いに精子を交換して受精します。雨の日はそれが容易になると考えられます。
しかし、これらの理由はあくまで推測であり、確定的な答えはまだ得られていません。ミミズの行動はまだ多くが未解明で、さらなる研究が必要です。』
他にも、雨粒が地面に落下するときに生まれる振動が、ミミズの最大の天敵であるモグラによる振動と似ているからだとする説もあった。種類や生息環境によっても、理由は違うかもしれない。
生成AIを教育現場でどう使うか、いろいろと議論になっているようだ。文科省は生成AIは教育現場で活用する際のガイドラインを公表したので、ニュース文から引用する。
『生徒同士の議論を深める目的で活用させることなどとした上で、「限定的な利用から始めることが適切」ともしている。
AIの利用が不適切な例として、▽レポートなどの作成▽詩や美術の授業などで最初から使わせること▽テストなどで使わせることなどを挙げている。
活用方法の例として、▽アイデアを出す途中段階で足りない視点を見つける目的▽英会話の相手として▽プログラミングなどが記載されている。
今後必要なこととして、▽情報の真偽を確かめるファクトチェックなどの教育活動を一層充実させること▽教員のAIリテラシーを向上させることなどを挙げている。』
ガイドラインとあるので、具体的なことは現場で考えるということになるのだろう。何か問題が起きたときに、個人だけの問題や責任にせず県教委や文科省が組織としてきちんと対応して欲しいものである。
ふと、この雨の中アリは大丈夫だろうかと思った。たまたま雨が降る前に家の駐車場付近で、大量のアリの行列を見た。アリが行列を作ると「雨が降る」と言われているようだが、雨から卵などを守るため運び出しているからだろう。雨の後、蟻の行列を見ないし、アリ自体もあまり見ない。巣の出入り口に蓋をして籠もっているのだろうか。浸水しない家の床下辺りなどに避難して巣を作っているのだろうか。
天気については人間よりも、やはり鳥や昆虫などの方が、素早く察知することが多いと聞く。いろいろな生物の本能や行動はうかがい知れない。
頭の中に「ミミズだって オケラだってアメンボだってみんな みんな生きているんだ友だちなんだ」という歌詞が浮かんできた。「手のひらを太陽に」の曲の一節である。作詞はアンパンマンの著者「やなせたかし」、作曲は「いずみたく」だそうだ。体の大きさに関係なく、命を奪って環境も破壊していく戦争が愚かなことは分かりきっている。
民放のテレビ番組を見ていたら、初めて聞く「パンスペルミア説」という名称が出てきた。1903年に、スウェーデンのスヴァンテ・アレニウスが提唱したそうだ。教科書に酸・塩基のアレニウスの定義が出てくるが、その人であった。知らなかった。
地球の生命の起源は、地球ではなく、宇宙にあった生命の元が地球に到達し繁殖・発展したものであるとする説である。以前からこんな説があるのは聞いていたが、その有力な証拠が日本の研究者によって発見されたとのことである。
隕石からDNAやRNAを構成する5種の核酸塩基[アデニン(A)シトシン(C)グアニン(G)チミン(T)ウラシル(U)]が見つかったそうだ。小惑星探査機「はやぶさ2」がリュウグウから持ち帰った試料の中からも、隕石と同濃度のウラシルが見つかったという。
また、馬頭星雲のような星間分子雲で生命に不可欠なアミノ酸などの有機分子が生成されているという。その存在が電波望遠鏡で観測されているそうだ。話が壮大すぎて、頭がついていかない。
2000億以上の恒星からなる銀河が今のところ1000億以上あると言われる。その中には知的生命体も多分いるだろうという流れで番組は終わった。地球には太古から宇宙人が来ていて地球人を監視しているという話も聞くが、いずれにしてもいるだろうとは思う。SF映画の宇宙人の中にいるような好戦的な生命体ではあって欲しくない。
(熊本教育ネットワークユニオン true myself)