熊本教育ネットワークユニオン

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競争入札が人件費の安さ競争を引き起こす

熊本市の小中学校の警備費、5年で3倍 業界の低価格競争が是正 教委「適正に近づいている」

熊本日日新聞社      https://kumanichi.com/articles/798158?utm_source=kumanichi&utm_medium=mail&utm_campaign=newsletter

市議会で市議からの質問通告は

熊本日日新聞によると、このような指摘だ。

熊本市内の小中学校の警備費が急騰している-。市議会で市議からこんな指摘が出た。市の学校警備業務は5年ごと委託契約を更新する方式で、2021と22年度の契約総額は5年前に比べ3倍前後に増えている。背景をたどると、過度な競争でしのぎを削ってきた警備業界の姿があった。

 「このところの学校警備の契約金額の増加は異常だ。市民は納得するだろうか」。

開会中の定例市議会の一般質問。

 教育長答弁は、「(高騰というよりも)適正な金額に近づいている」であった。記事にいると

市の学校警備は透明性を高めようと、11年度から一般競争入札に移行。関係者によると、それ以降、極端な低価格入札が続いたという。県内のある警備会社は「最低制限価格がない中、各社が受注を競い合って価格がどんどん下がり、利益も出ない状態だった」と明かす。

 記事に出てくる市議は、「委託価格が急騰していることを問題だ」と指摘したんだろうが、競争入札が人件費の安さ競争になっていることの問題に気づくことが必要でした。 (この記事と意見は熊本教育ネットワークユニオン書記長の指摘から)。