ホッサセイジョウシツセイヒンパクショウ
彼岸には間違いなく彼岸花が咲く。昨今の地球温暖化で草花の開花の時期は乱れているが、彼岸花だけは、彼岸を知って咲く趣だ。
ところで・・・
先週16日土曜日の昼、突然、心拍数が上がていることに気づいた。家庭用の血圧計で計ると脈拍数は140を超えている。20分ほどで治まったので安心していると、夕方、やはり30分ほどの頻脈。何かなあ、精神的ストレスかなあ。
日曜日は自覚症状なく、月曜日の夕方、今度は1時間ほど続いた。特段、痛くもかゆくもないのだが、経験のない症状に、やや不安を感じた。
火曜日は無事に過ごしたが、水曜日の朝7時20分から脈拍が140を超えた。「事務所当番」の仕事を始めて9時になっても脈拍数は落ちない。近くのY病院に電話すると、「頻脈が起きている今、来てもらうと症状が分かるから」と言うので、10時からの会議は失礼して病院に駆け込んだ。
心電図をはじめ五つほどの検査を受け、ベッドの上で脈拍が落ち着いた頃、診察室に呼ばれ、院長から病名を告げられた。「ホッサセイジョウシツセイヒンパクショウです。」・・・「は、?」・・・「漢字で書いてあげましょうか」と紙に書かれたのは「発作性上室性頻拍症」。なるほど漢字で書かれてみると何となく分かる。正常な「電気刺激の通り道」以外に別の通り道が存在して、その回路を電気刺激が繰り返し通過することで心拍数が上がる。不整脈の一種で、完治するためにはカテーテルでその回路を焼き切るのだそうだ。とりあえず、発作が起きたときの「頓服」5錠をいただいた。翌日も翌々日も朝から症状が起きたが、頓服で抑えた。薬の力はすごい。
昨日(土曜・秋分の日)は久しぶりのお休み。ぐっすり寝たからか、仕事のストレス?がないからか、お墓掃除・墓参りと行事を済ませ、一日無症状で終わった。28日木曜日が次の受診で、治療をどうするか決めるらしい。まずは、これからも頓服を利用しないでいい毎日でありますように。症状なく過ごして、カテーテル手術(3泊4日;大学病院)を受けないですみますように!
昨夜10時半ごろ、愛犬小太郎が2ヶ月半ぶりに「てんかん症状」が出て、家族総出で(刺激しない程度に)介抱した。30分程度で落ち着いたし、動物病院の先生も、まだ、服薬するほどではないと言うので大丈夫だろう。
ここ数日、あらためて健康のありがたさに気づいている。
さて、これから小太郎と散歩。お昼は檀那寺の「彼岸施餓鬼法要」。読経から法話、お斎を頂いて帰宅する。今朝は、空気も、空も、草花も・・・いよいよ秋だ。
(Trout 2023.9.24)