熊本教育ネットワークユニオン

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今朝の新聞を読む (朝日新聞 8月21日号(西部本社版))

今朝の新聞を読む(朝日新聞 8月21日号)

1面 東京入院1割に満たず 専門家報告 医療「限界超す」

▶7月20日と8月18日の比較が表にまとめられている。

 入院率9.5%(7/20は25%)新規感染者4631人(7/20は1170)陽性率24%(7/20は10%)は尋常な状態ではない。この病は、陽性となった方に都道府県知事は入院を勧告することが原則(ただし、4月2日付の事務連絡から、無症状病原体保有者や軽症患者は、必ずしも入院勧告の対象とならず、宿泊施設等での安静・療養を行うというオプションあり(さらに臨時応急的な措置として、自宅療養))。(上記の()内ただし以下は現状追認の為としか見られないが。)

 このままでは、自然法則にしたがい指数関数的に感染が広がるのは目に見えている。自然法則で大きくなるエントロピーを小さくする、いわば制御することは人(生命)が出来ること。それができなくなっているのは政策の誤り=人災でしかない。

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 ▶23面は 我慢 割り切れない 

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新聞(21年8月20日朝日新聞総合4面)「コロナ対応・五輪強行 大戦時と重なる政府」を読む

新聞を読む 2021年8月20日 朝日新聞13版総合4面

考×論 長谷部・杉田+加藤陽子

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▶このブログで「それでも日本人は「戦争」を選んだ」を紹介した。著者の加藤陽子さんは、この間の菅首相のコロナ対応・五輪強行をみて、1941年東条英機内閣が御前会議に対英米開戦に都合良いデータで検討し、誰もデータの真贋を問える力を持ちえなかったことを例にあげ「日本の統治システムの「宿痾」」といわれる。

 見出しは『為政者に正確な情報上がらず』加藤

早稲田大学の長谷部恭男さんはシモーヌ・ヴェイユの『重力と恩寵』を引用し、執着から幻想が生まれ、それによる願望の正当化が起こっているのではないかという。菅氏に対し「そもそも何を言っているのかわからない」と厳しい。

 見出しは『五輪への執着 願望を正当化』長谷部

▶法政大学の杉田敦さんは、学術会議問題で「人事の問題だ」と問題のすり替えを行ったことなどをみて、政治家が「政治家は国民の上司だ」ととらえているのではないかと言う。

 見出しは『政治家 国民の「上司」ではない』杉田

▶「集団の質は指導者の質を超ええない」というが、的確な言葉だ。現状はその意味で不幸な状態まさに人災と嘆いてばかりはいられない。『生存のための政権交代』が望まれる。

ささやかなエコ活動の報告(1)

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ささやかなエコ活動の報告(1)

 ○前線がこんなにも長く居座ることを誰が予測したでしょうか。これも気候変動の現れの一つなんでしょうね。地球的規模で進行する自然現象に対しては、人間はほとんど無力であるということを実感させられます。かつて映画「スーパーマン」の中で、彼が地軸を逆回転させて亡くなった恋人を取り戻すという話がありました。一瞬のうちに湖を凍らせて氷を運び、燃え盛る化学工場を鎮火させたこともありました。そんな"正義の味方"が、気候に限らず、コロナ、紛争、政治対立に溺れている現代世界の人類に必要ではないか、そんな気がします。

 ○各地のスーパーやコンビニには今日も夥しい量と種類の食品、食材が並んでいます。五輪で日本を訪れた外国人選手やメディア関係者が一様に、その種類の多さと質の高さに感心したということです。しかし喜んでばかりはいられません。大量生産は大量廃棄という反面を備えているからです。全国規模で、毎日何万、何十万トンものおにぎりや弁当が処分されているというニュースを聞く度に、心が痛みます。SDGsの開発目標の一つに「つくる責任、つかう責任」というのがあります。これからの世を生きる私たちには、従来の消費社会の有り様を見つめ直す作業が必要だと提言されている訳です。

 ○(ずいぶん大げさな前置きとなってしまいました。これからが本論です。)ところで、規模は違ってもわが家でも毎日台所から生ゴミを出しています。長年にわたって「燃えるゴミ」として自治体の回収に任せていたのですが、できることなら自宅で処理したいと思っていました。というのも、焼却施設では大量の油を使って灰にしているそうですから。止むを得ないとは言え、それでは環境に多大な負荷をかけていることになります。ここはどう考えてもわが家で処理するしかない、肥料に変えて畑に戻すことができれば一石二鳥である。そう考えて、「生ゴミ乾燥機」なるものを買いました。かれこれ15年前の話です。かなり高くつきましたが、行政も補助金を出してくれるというので決断しました。さっそく試してみます。使えました。野菜の切り屑や食べ残しの品など、乾いては入れ、乾いては入れを繰り返します。水分が飛んでしまうので4~5日分のゴミが小袋一杯ほどに凝縮されました。すぐに畑に撒いてもよし、乾燥しきっているので長期保存も可能です。こうして二年間ほどは有効利用しましたが、残念ながら現在は休眠状態です。なぜなら……。乾燥のための運転時間が予想以上に長かったのです。音も出るので、室内設置が不向きだという欠点が見えてきました。

    ほかに手はないか。庭や畑の一角にコンポストを置く、あるいはその応用である段ボールコンポストを手作りする。方法はいくつかあるけれど、

私にはどうもその気になれませんでした。

    3年ほど前、書店でたまたまある本を見かけました。自分の目指す生ゴミ処理法がいとも簡単にできると書いてあります。これだっ!さっそく実践。台所から出る生ゴミ有機肥料となり、徐々に栄養豊かな土に変わってきました。この取り組みは現在まで続いています。今年は特に夏野菜のできがよかったように思います。

(次回に続きます。S)

8月15日 首相、安倍氏式辞をほぼコピペ

8月15日 首相、安倍氏式辞をほぼコピペ 追悼式、加害や不戦は盛り込まず:東京新聞

 ※ニーメラーの警句 

ナチが共産主義者を襲つたとき、自分はやや不安になつた。けれども結局自分は共産主義者でなかつたので何もしなかつた。

それからナチは社会主義者を攻撃した。自分の不安はやや増大した。けれども自分は依然として社会主義者ではなかつた。そこでやはり何もしなかつた。

それから学校が、新聞が、ユダヤ人が、というふうに次々と攻撃の手が加わり、そのたびに自分の不安は増したが、なおも何事も行わなかつた。

さてそれからナチは教会を攻撃した。そうして自分はまさに教会の人間であつた。そこで自分は何事かをした。しかしそのときにはすでに手遅れであつた。

— 丸山眞男訳、「現代における人間と政治」(1961年)

wikipediaで抜粋)

 ( ネットワークユニオン H)

 

はるかなシルクロード

はるかなシルクロード
 

   9月26日は日曜日である。その日に発表会があることを知る人はすくない。二胡のレッスン生のためである。私は先生に「シルクロードを演奏したいです。無謀ですか」と控えめに言った。「ちょっと早いでしょうね」控えめに先生は無謀ですと。「でもやろうという気持ちがあるならば」と慰めていただく。かくして、シルクロードに挑戦。
 月2回のレッスンを受け2年は経ったか。2×12×2=48だが1レッスン30分となれば24時間。高校の授業と対応すれば、1年にもなってない。無謀。弦を滑らせて演奏するポルタメント(滑音)というやり方、ビブラートという音を揺らすやり方は、まだ習ってない。それに、どの位置をおさえれば、目的の音をだせるかも覚束ない。それでもシルクロードを演奏したい。あるのは時間と恐れしらず。4カ月あるからと決めた日から、もう残り1か月少しになった。
 「ファからソへの指の移動など、ポジション移動は腕の移動で確認する。内弦から外弦の移動の時も移動が感じられないように自然な音で。まず左指で弦押さえてから、弓を動かす。」ビブラートは、弦を強く押したり緩めたりの方法もある。課題は多い。「先生、録音して聞いてみたら、まずさにがっかりです。音も安定してなく」先生は「私もがっかりすることがあります。でも客観的にきくことも大事ですし、音の安定は時間がかかるのは仕方ありません」。スキルもさることながら、「最初のソラドには、今から出発するという思いが込められてるか、進行で夜空の星のもとに休んでいるなど、どんな情景を込めてるのか。曲として、シルクロードをどう表現してるのか。」との先生の教え。一音一音を丁寧につくり、つながりと強弱で、キタローの言うシルクロードを自分が語る。やはり自分にとって壮大。「シルクロードを演奏することは、ただ指をおす場所を見つけるというのではなく、二胡の音の位置を確認し、二胡の音をだすように弓の動かし方を確認することであり、他の曲も演奏するということです」との指導を受けながら、練習は続く。音楽は国境を超える、を目指すとの思いをこめて(ダイソレテ)。

指定管理者制度の導入が進む公立図書館を考える

指定管理者制度の導入が進む公立図書館を考える

                                                                                                    今泉克己

全国の公共図書館の状況

戦後の社会教育は、新しい憲法のもと教育基本法に基づき社会教育法、図書館法や博物館法に基づいて制度化された。特に、図書館は社会教育の重要な部分を担っており、地方自治体は図書館等を通じて、社会教育を保障する施策の推進に努めなければならないとされている。この図書館は21世紀に入り、指定管理者制度の導入(一種の「民営化」)により大きく変化している。

 指定管理者制度の導入は何をもたらしているのか

指定管理者制度は2003年度の地方自治法の改定において私企業、NPOにも拡大され、図書館、博物館をはじめとする公的施設に対して地方自治体での導入が進んだ。

 全国の公立図書館への導入状況は表1のようになっている。すでに613館もの図書館に指定管理者制度が導入されている。2020年度の公立の図書館の合計は3297館であるので、2005年度以降公立図書館の2割弱の館に指定管理者制度が導入されている。その結果、公共図書館は大半が公立図書館であるので、表2に見られるように職員数、予算額や受入図書数が大きく減少している。

公共図書館は1990年に1928館であったものが、2006年には3000館を超え、2020年では3316館(自治体の公立図書館は3297館)になっている。しかし、専任職員数は2001年の15347名をピークにして年々減少していき、2020年に9627人となっている。兼任職員は2006年1408人をピークにして減り続け2020年は1097人になっている。専任職員は2001年から20年間に5700人余りが削減され、兼任職員も2006年から14年間で300人余り減少していることになる。

算額は2000年度の346億円をピークにして年々減少していき2020年度は279億円程になっている。20年間で67億円、19.3%の減少である。年間受入図書冊数は、2005年の2092万冊がピークとなり、その後は年度毎の増減はあるものの、減少していく。2020年度は1505万冊に低下している。587万冊、27%の減少となっている。(表2)

この結果どんなことが起きているのか。以下の記事を目にした。

茨城県守谷市で、市民から寄託され中央公民館に展示されていた貴重な資料「下町薬師堂俳額」(小林一茶をはじめとする俳人75人の俳句が木製の板に墨書きされた俳額で、江戸時代の文政6(1823)年奉納)を誤って破棄した事件があった。市教委の町田香教育長は「市民の信頼を失う結果になったことを深くおわび申し上げます。職員の意識向上、職務上の連携、確認を徹底し、再発防止をしていきたい」と話した(茨城新聞 2021年4月13日)。

貴重な郷土資料の収集、市民とともに進める図書館(博物館、公民館)活動や専任司書や学芸員等の確保と専門性の向上など、公的社会教育施設の果たす役割がどのようになっているのか検証を進めていきたいと思っている。

表1

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http://www.jla.or.jp/Portals/0/data/iinkai/seisakukikaku/shiteikanri2019.pdf 

表2

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http://www.jla.or.jp/Portals/0/data/iinkai/chosa/pub_keinen2020.pdf

(出典は日本図書館協会のホームページ)

 

「動画を編集しアップロードしユニオン運動のアイテムにしたい」

▶ SNSを使った双方向の労働運動を――“プラットフォーム”型の新しいユニオン(労働組合)運動づくり: ある編集者のブログ s案格  を見つけました。

▶ 今、私たちは「熊本教育ネットワークユニオン」ブログを充実させようとしています。SNSを充実させ、組合運動の新しい形を加えたいと思えるのは、上のような先進的な取り組みがあるからです。

▶ 私は、一方でFacebookで個人的な情報発信をしています。

https://www.facebook.com/KOBAYASHITosio

実はこのブログへ適用できるテクニック習得の為なのでです。下を見てください。

https://www.facebook.com/100009456445893/videos/576809300150696

 

つぎのFacebook内のコメントを見てください。

林敏夫

若い人は新聞もテレビも見ない。フェスブックやホームページも見ない。一番の情報源はYouTubeだと言っています。

Kさん

YouTubeは、確かに玉石混交ではありますが、検索で良質のものを視聴できます。デジタル的な言論制限がかかる危険がありますが、今、利用できる発信ツールです。私も習おうと思いました。YouTubeで得た情報を公立図書館での本、紙媒体で再確認するよう留意しています。

Mさん

YouTuberデビューですか?

林敏夫

〇確かに玉石混交のとこありますね。私が最初にその利点を感じたのはプログラミング言語を始めたとき本だけではマンネリ感などを感じなかなか頭に入らなかったのにYouTubeの併用で理解が進んだのを感じました。その後YouTubeの中にも説明の上手、そうでもないがあることも分かりました。 〇YouTubeデビュー:近々その予定と言いたいとこです・・・が。

 あと一歩で、動画等を使い組織拡大と新しいユニオン運動の端緒が開かれるかもしれないとひそかに淡く考えています。ご期待ください。

(kob)