熊本教育ネットワークユニオン

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はるかなシルクロード

はるかなシルクロード
 

   9月26日は日曜日である。その日に発表会があることを知る人はすくない。二胡のレッスン生のためである。私は先生に「シルクロードを演奏したいです。無謀ですか」と控えめに言った。「ちょっと早いでしょうね」控えめに先生は無謀ですと。「でもやろうという気持ちがあるならば」と慰めていただく。かくして、シルクロードに挑戦。
 月2回のレッスンを受け2年は経ったか。2×12×2=48だが1レッスン30分となれば24時間。高校の授業と対応すれば、1年にもなってない。無謀。弦を滑らせて演奏するポルタメント(滑音)というやり方、ビブラートという音を揺らすやり方は、まだ習ってない。それに、どの位置をおさえれば、目的の音をだせるかも覚束ない。それでもシルクロードを演奏したい。あるのは時間と恐れしらず。4カ月あるからと決めた日から、もう残り1か月少しになった。
 「ファからソへの指の移動など、ポジション移動は腕の移動で確認する。内弦から外弦の移動の時も移動が感じられないように自然な音で。まず左指で弦押さえてから、弓を動かす。」ビブラートは、弦を強く押したり緩めたりの方法もある。課題は多い。「先生、録音して聞いてみたら、まずさにがっかりです。音も安定してなく」先生は「私もがっかりすることがあります。でも客観的にきくことも大事ですし、音の安定は時間がかかるのは仕方ありません」。スキルもさることながら、「最初のソラドには、今から出発するという思いが込められてるか、進行で夜空の星のもとに休んでいるなど、どんな情景を込めてるのか。曲として、シルクロードをどう表現してるのか。」との先生の教え。一音一音を丁寧につくり、つながりと強弱で、キタローの言うシルクロードを自分が語る。やはり自分にとって壮大。「シルクロードを演奏することは、ただ指をおす場所を見つけるというのではなく、二胡の音の位置を確認し、二胡の音をだすように弓の動かし方を確認することであり、他の曲も演奏するということです」との指導を受けながら、練習は続く。音楽は国境を超える、を目指すとの思いをこめて(ダイソレテ)。