趣味を生きる
ウクライナの侵攻があって1カ月ほどたった頃。テレビのワイドショーは、ウクライナ情勢の話題でもちきりだった。したり顔のコメンテーターが、核共有論等を捲し立てていて、これ以上テレビを観ると気が狂いそうになった。
いてもたてもいられず、ドライブに出た。行き先は決めてなかった。以前から行ってみたかった佐賀市の鉄道模型リサイクル屋さんを覗いてみることにした。持っているのに3月に引退するロマンスカーと東海道本線の電車を中古で購入する。
あとは佐賀牛ランチをして帰ろうと思ったが、またしても満員で断られたので、近くの佐賀牛ハンバーグのお店を検索してランチをすることにした。注文のハンバーグを待つ間に、鉄道模型をググルと、Γ鉄道模型とカレー焼き」と出てきた⁉️小城町にあるお店なので、佐賀市からは近くだ。ダメ元で電話してみると、カレー焼きの方は休みですが、レンタルレイアウトはやってますとのこと(レンタルレイアウトとは、鉄道模型を走らせることができるジオラマを有料で貸し出す施設で、残念ながら熊本にはないみたい)お店がお休みだったので、購入したロマンスカーを走らせながら、鉄道模型ビギナーの私の初歩的な質問に店主から答えてもらった。帰り際にお互いの元職を紹介しあうと、店主は何と元教員だそうである。しかも、特別支援に長く関わって来られてきた方だった。定年退職を気に、趣味の鉄道模型を生かすお店を始められたということだった。その日は時間切れで、再訪を期して帰宅した。
以前、積極的趣味が退職後鬱の予防になると書いたことがありましたが、素敵な生き方をされている方と偶然知り合いになれましたので、ご紹介まで。
なお本日づけの朝日新聞に、この鉄道模型とカレー焼きのお店のことが紹介されているとのことでした。
<注> 本日づけの朝日新聞は佐賀県版です。該当の朝日新聞デジタルの記事は
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ5V72WCQ5PTTHB003.html?iref=sp_photo_gallery_above (気になる看板「鉄道模型とカレー焼き」 現役駅長や運転士も来店 )です。