熊本教育ネットワークユニオン

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秋、古稀を祝い枝豆も実った

秋、古稀を祝い枝豆も実った

 

 9月7日は、連れ合いの70歳の誕生日。翌8日は息子ら主催の「古稀の宴」だった。おーっと、その日は福島みずほさんが「緊急来熊」することになってしまった。午後4時過ぎから、のぼり旗など準備して、5時から通町筋「びぷれす」前歩道で、三人の弁士による街頭演説会。ちょっと悩ましかったが「70年に一回」の祝い事に遅れてはいけない。「トリ」のみずほさんの見事な演説を後に、閉会10分前に演説会場を出た。下通のアーケード街まで響く党首の声を聞きながら「祝宴会場」へ。去年が私の古稀祝だったから、2年連続の(同じ9月生まれなので)秋の宴となった。「名月」を題材にした料理だとかで、サービスで無理矢理?着飾らされた妻と家族の写真撮影の時間を挟んで、ビールも日本酒も焼酎もおいしく馳走になった。

 昨日9日は、熊本教育ユニオンの学習会・定期大会、そして交流会があり、気が置けない仲間たちと一緒に、「重陽節句」にふさわしい、おいしい料理と酒と、いいお話を楽しくいただいた。ここ久しくなかった二日連続の宴会だった。

 

 今朝は、ちょうど立田山から日が昇る時間に、涼しさを感じながらの朝の散歩。愛犬の足取りも心なしか軽い。やはり秋はやってきたのだ。そう言えば、いつの間にか虫の声が蝉のそれに取って代わっている。我が家の庭の、猫の額ほどの畑に蒔いていた大豆は、ほっそりと芽を伸ばしている間に強風に吹かれゆらゆらと曲がりくねってしまった茎に、濃い葉を茂らせ、驟雨というには激しすぎる豪雨と、猛暑に耐え、いつかいつかと待っていた「枝豆」を着果している。もうしばらくしたら、初めて自家栽培の枝豆を食べながらビールを飲むことができる。

 

 枝豆やこんなものにも塩加減  北大路魯山人

 卓上や狼藉として豆のから   正岡子規

 

(Trout 2023.9.10)