熊本教育ネットワークユニオン

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カメラが写らない

カメラが写らない


 コンパクトデジタルカメラが写らなくなった。10年くらい前に購入したfinepixF820は、たまにしか使っていなかった。非常勤講師を辞めて時々旅行に行くようになってから、良く使うようになった。

 私はスマホをあまり身につけない。家のテーブル上や車の中に置いていることが多い。カメラ機能もたまにしか使わない。私のスマホカメラは手ぶれ補正とはしてあるが、ズームで拡大すると手ぶれしやすい。コンパクトカメラは光学式手ブレ補正機能搭載とあり、手ぶれしにくかった。このコンパクトカメラは、光学ズーム+デジタルズームとあるし、片手で持っても写しやすい。

 撮ったつもりでも写ってないことがたまにあったが、シャッターの押し方が不十分なのだろうくらいに思っていた。内蔵フラッシュをポップアップすると、突然電池切れの警告表示が出るようになった。今月初めにカードの画像データをPCに取り込んで見たら、カードに空き容量はあるのに最後の4・5枚くらいのデータが無く写っていなかった。

 慌ててカメラを使ってみた。背面モニター画面は出てシャッター音はするが、画像データはSDカードに残らない。何回やっても同じ。これはカメラが壊れたと思った。


 フィルムカメラの時代に少々のぼせて、一眼レフのOM10を望遠レンズと広角レンズと一緒に購入した。シャッターを切った時のミラーが跳ね上がる音と振動がなんだか心地良かった。今も押し入れの中に眠っている。アルバムに貼ってある写真もあるが、袋に入ったままのものが沢山ある。

 学生時代はカメラは持てず、写してもらった写真を焼き増ししてもらった。安価なレンズ付きフィルムなどがその時代にあったら良かったなと思う。


 かなり昔、デジタルコンパクトカメラのμ-15を持っていた。生活防水仕様でSDカードより小型のxDカードを使用していた。レンズカバーが電源スイッチになっていた。たまにしか使うことがなく、バッグの中に長期間入れっぱなしになっていた。ある時使おうしたら、ケースの中でレンズカバーが開いてスイッチが入ってままになっていた。バッテリーは完全に放電しきっていた。充電してもウンともスンとも言わず、復活しなかった。


 デジタルカメラは画像データが溜まる一方である。PCに保存はしてあるが、多すぎてなかなか見る気にならない。日付と場所をつけたフォルダに分けていたが、もう1年以上整理していない。


 買い替えようかなと思い、量販店を廻った。レンズが交換できる高級機は一眼レフからミラーレス一眼に移っている。あのニコンが一眼レフから撤退すると報道された。それにしてもかなりの高額だ。コンパクトカメラは展示数が少ないし、これまた思ったより高い。10年前の2倍以上する感じだ。それにほとんどの機種が長期間モデルチェンジをしていないようだ。スマホカメラの性能が上がっているためのようだ。

 この機種をと思って店員に聞いたら、在庫がないという。次の入荷は数ヶ月後という店もあった。半導体不足と生産縮小があるようだ。どの店も値段は一緒。通販のサイトを見てもそんなに安くない。生産数が少ないせいだろうか。今のカメラを通販で買った時は量販店よりかなり安かった思う。

 

    通販で買おうと気持ちは半分固まった。本当に写らないか、SDカードを変えて試してみようと思った。ドライブレコーダー用の予備に買ったマイクロSDカードを変換カードにセットして、入れ替えてみた。すると、写って画像データもある。しかし、フラッシュを使おうとすると、相変わらず電池切れの警告が出る。純正バッテリーが経年劣化したのかもしれない。SDカードはフォーマットし直せば使えるかもしれないが、バッテリーと一緒に新品に替えてみようと思った。

 SDカードはメーカー推奨ブランドを買うことにした。最初の頃に買った安価の互換バッテリーがすぐにダメになったので、評価や商品説明を見て互換バッテリーを選んだ。通販で買った新しいカードとバッテリーに入れ替えたら、静止画も動画もデータは残り、電池切れの警告は出ないでフラッシュも光る。基本的な機能は復活したようだ。今販売中のものには画素数などは劣るだろうが、写せるうちは使い続けたい。

 

    熊本城マラソンを見に行った。例年、当日の朝は流通団地南端のマラソンコース折り返し点まで歩いていって見ている。今年はもう少し先の30kmロードレースも通る場所まで行くことにした。

 大音量の音楽が聞こえてきた。F1レース番組のテーマ曲が繰り返し聞こえる。後で調べたら、T-SQUAREの「TRUTH」という曲だそうだ。CDかなんかを流しているのかと思ったら、コンビニの駐車場の一角で女性がエレクトーンの生演奏をしている。小型発電機を置いて、タブレットによるパーカッション音にのせて両手両足を使って弾いていた。爆風スランプの「ランナー」などの躍動的なリズムの曲も流れた。

 30kmロードレースやマラソン上位のランナーは一心に走っていたが、途中からのランナーは道路から演奏の様子をスマホカメラで写したり、手を振ったりしていた。演奏中のの女性も時々片手をあげて応えていた。

 通販の品が届いてコンパクトカメラが復活したのはその日の午後だった。間に合っていれば調子に乗って写していただろうに。

 

(熊本教育ネットワークユニオン true myself)