熊本教育ネットワークユニオン

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公園を歩く

公園を歩く

 

 夕方の散歩はずっとしているが、近頃は少し離れた公園でも時々歩いている。熊本市内にも大小いろいろな公園がある。夕方の散歩コースの途中にもいくつかある。ゴムチップなどを用いた色つきの弾性舗装のウオーキングコースを備えたところもある。近くの人が利用するのが前提なのか、駐車場があるところはあまりない。

 

 比較的近くて駐車場がある水前寺江津湖公園には行くことがある。江津湖は南西部の洪水を防ぐために加藤清正が築かせた堤防によっ加勢川(かせがわ)の幅が広がったものだそうだ。その加勢川右岸の堤防は江津塘(えづども)と呼ばれ、その上を県道が通っている。上江津湖下江津湖からなっているが、小学生のころの遠足で歩いて行ったのは上江津湖の方だったと思う

 江津湖自体の湧水量は一日に40万トンとされ膨大である。巨大な泉と言っても良いのだろう。上流の藻器堀川(しょうけぼりがわ)には水前寺成趣園の湧水も流れ込んでいる。「市民のオアシス」とされているように、澄んだ水に満たされて爽快である。

 近くに、NHKブラタモリでも紹介されたことのある健軍水源地がある。熊本市政令指定都市の中で唯一水道水を全部地下水で賄っているが、20ヶ所以上ある水源の中で最大の供給量である。

 

 地下水の汲み上げで、特に浅い層の水位は下がってきているようだ。水前寺成趣園の湧水量は減り、かなり以前からポンプも使っていると聞く。昔の八景水谷(はけのみや)水源の湧水量は多く、公園内も今よりかなり豊かな水を湛えていた。

 洗浄用などに大量の水を必要とするTSMCソニーセミコンダクタの大規模半導体工場はすぐ近くに新工場が増設されるようだ。同じ伏流水の恵みを受けてきた者として、地下水の保全に不安がある。相当深い層の地下水を組み上げているのだろうが、汚染や涵養などへの対策は本当に大丈夫なのだろうか。同じ地域に集中しない方が良いと思うのだが。

 

 下水道が整備されて江津湖に流れ込む生活排水などの養分が少なくなっているはずだが、外来植物のウォーターレタスなどが繁殖している。下水道が完全でない頃、葉の根元が浮き袋のようになったホテイアオイが大繁殖したことがあったと思う。

 生まれ育った家の横には生活排水が流れ込むドブのような大きめの水路があって、「ぜいたん」と言っていた。熊本弁だと思うが、今は死語だろうか。母が「○○ちゃん(私の従兄)は"ぜいたん"にようはまりよらした」と言っていたのを思い出す。農業用水路を井手と言うが、割と近くに阿蘇を源流とする白川から引かれた二の井手が流れていた。

 

 公園の公式サイトでは、水前寺江津湖公園は5地区で構成されているとある。このあたりは車では良く通っている。水前寺地区にある一昨年移設・再建されたジェーンズ邸には行った。明治に建てられた県内に現存する最古の洋風建築だが、熊本地震で倒壊していた。出水地区はしばらく歩いていない。頻繁ではないが、近頃は上江津地区、下江津地区、広木地区を歩くことがある。

 下江津地区には市立動植物園がある。65才以上の市民は証明を見せれば入場無料、そして平日は駐車場も無料であるが、度々入場するのは何だか気が引ける。私が子どもの頃、動物園は水前寺成趣園の東側の一角にあった。その後、下江津湖の湖畔に移転して「水辺動物園」とも言っていた。そして、植物園が増設されて動植物園となった。かなり昔の一時期、対岸の江津塘との間に渡船が運航されていたように思う。

 

 上江津地区の駐車場から遊歩道を進んで歩行橋で対岸の江津塘に渡ると、貸しボートや飲食店などがある。遠い昔にボートに乗ったような気がする。高校退職教職員協議会の熊本地区懇親会で利用する屋形船の発船場もある。

 遊歩道で南に進み、自動車が通る2つの橋の下をくぐり下江津の動植物園の南口まで行くこともあった。草木の間や水辺の道を、のんびりと話しながらあるいは黙々と手を振りながら歩く人。そして走る人も。途中湧水が自噴している所もある。何種類かの水鳥が湖面に浮かび、時折潜っている。のどかな光景が広がる。

 

 広木地区には大きな駐車場があり、公園の芝生の面積もかなり広い。それぞれに歩いたり座ったり遊んだりしている。遊歩道を北に動植物園まで行くこともあった。高校や大学のボート部の艇庫が建ち並ぶ施設を過ぎたところで動植物園のキリンや象を外から見ることができる。

 ここで、ウォーターレタスなどを除去している作業船を初めて見た。大きくはないが、横に付いている2つの外輪を別々に回転させて船の方向を制御しているようだ。先端の上下する2つの櫛の歯状のカッターで刈り取り、ベルトコンベアで後方に運んで積み上げている。操縦者とは別に岸から熊手で船の先端に掻き寄せている人がいた。

 遊歩道から外れて付近の住宅街を歩いていると、年寄り2人とは言え不審者と思われないかと気になったりもする。1度健軍商店街ピアクレスまで片道15分ほど歩いて往復したことも。近くにある東部浄化センターの裏の道を進んでいったら行き止まりで引き返したこともあった。

 

 遊歩道には自転車が通れるところもあり、後ろから追い抜かれることがある。突然すぐ側を通られるとビックリする。接触してしまう可能性もある。歩行者も自転車に乗る人も気楽に過ごしたいものである。通行はできるだけ分離して欲しい。

 

 市内や周辺のいくつかの公園にも行


ったことがある。近所の散歩ばかりでなく、少し離れたところで歩くのも気分が変わって心地良いものである。

 

 

(熊本教育ネットワークユニオン true myself)