熊本教育ネットワークユニオン

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忘れてはならない日のこと

 中学生のころ、長距離を走っていて、きつくなる。それでもがまんして走っているときつさを感じなくなることがあった。ランニングハイという言葉を知り、そんな状態だったのかもしれない。苦しさを越えて頑張る?10歳代、それは青春だった。
 定年退職した現在、青春とは少し離れたか。
 月に3~4回の仕事は、返却された商品をもとの棚に返す簡単なものであるが、7時間45分の長時間はきつい。これをわかってもらうのは難しい。例えば、教室の生徒の机の中の教科書を集めて、隣の教室にはこび、もとのように机の中に配置する。それがすんだら、また、集めて次の教室にと、それを時間一杯延々と続ける。(そんな意味のないことはしないが、身体の動きを例えれば)
 時計を見たら午後4時近いが、かなりきつい。倉庫まで、商品とりにいったこと一回、お客さんから、場所聞かれたこと一回、商品探してあげたこと一回。それ以外はひたすら、商品を棚まで運び続ける。商品をぶちまけてしまうかと思う2~3歩まえか。それでも商品運びは押し寄せる。仕事に追いまくられるというのはこのことか。ところが、そのうち疲れがなくなった。別に意識してサボったのではないが、なんらかのサボりかたをしたのか、それともランニングハイに似たものなのか。
 6時15分仕事終了の合図。終わった、の嬉しさと、途中で疲れを感じなくなった嬉しさもあった8月6日。
 青春とは年齢のことではないと、思えた日?
 いや、日本に原爆が落とされたことを忘れてはならない日。