現状認識とは、今どうなのかとわかるということなのか
右手の中指が曲がりにくくラケットを持ちにくいことがあった。気づけば、中指が大きく(腫れて)なり第一関節と第二関節の間はシワが全くなかった。左手をテーブルに置き指を反らせると中指は第二関節から上に上がるが、右手の中指はテーブルから離れない。そうなのか、中指変形してるのだ。間抜けな話しやっと気づいたのは一昨年の12月頃か。現状認識したということか。上に曲がらないのは下にもまがらず、指先が手のひらにつかない。とにかくなんとかしたいと病院にいき、リューマチかと聞いた。色々検査してもらい、違い、ひとまず安心？した。が、なんとかしたい。できることはリハビリ？。中指を無理やり曲げて可動範囲を拡げることを試みた。そして何度も中指を見る。現状の確認だ。一年ほどたった2023年1月、第一関節と第二関節の間のシワがかなり戻った。つまり腫れがひいてきた。これで多分来年の一月は中指はテーブルから離れると推測される。なにも考えないとき、中指はどんどん腫れていた。しかし、腫れに気づいてよくなれと念じて自分なりのリハビリをして以来腫れは引いていた。恐るべし現状認識。
そう言えば、携帯で、サーブとストロークのフォームをとってもらった。そのカッコ悪さに愕然。見るまでは、自分は、フェデラーに似てるかなナダルかななんて思ったのに。現状認識がなってなかった。カッコ悪いという恥ずかしさはあるも現状認識ができたのは事実である。これでテニスの勝率があがるのは約束されたようなものである、と思う。
私たちの暮しの現状認識もまた大事ではないのか。いやもう、野菜の高いこと。これまで100円以下であったと思う、大根、ほうれん草、レタスなどなどほぼ全て100円は越え200円を越えるものもある。ガソリンの高騰で補助するとかいう話しは、すべての物価上昇に及んでいる。しかし、給料はあがらず、年金はカットされ暮しはますます脅かすされてきた。非正規職員は36％、労働組合員の組織率は16％ほどだそうである。
第二大戦の時、清沢れつというジャーナリストは暗黒日記という本に「東京が空襲されるようになった今日本は戦争しているということに気づいた」というような、ことを書いているらしい。1941年12月8日日本は真珠湾攻撃で戦争に突入し、マスコミでも、報道されていたのに。弾が飛んでくるまで、戦争しているという現状認識がなされてなかったということか。
タレントのタモリは、「今は戦前ではないか」と言ったようである。戦前である。そう現状認識している人は、戦争させないように国会前で、各地で、デモ集会スタンディングと訴えている(だがメディアはあまり報じない)。
多くの人の現状認識がどうなされているのか。気になる。
