熊本教育ネットワークユニオン

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ナンバープレートにA

ナンバープレートにA

 

 散歩の途中、家に駐めてある車のナンバープレートに「30A」の表示を見た。初めて見たときは少々驚いた。その後、Fが付いた車とすれ違ったようにも思う。私は申請したことがないが、希望ナンバー制度によって熊本でも番号が不足したのだろうと思った。

 

 私の頭の中にあるおおまかな知識としては、3が最初に付くいわゆる3ナンバーは普通乗用車で、車体幅1700mmを越える。逆にそれ以下の車が5が最初に付く5ナンバーの小型乗用車で車体長やエンジンの排気量にも上限がある。大型などを含めて多くの車が白地に緑文字ナンバープレート。軽自動車は日本独特の車体規格でエンジンの排気量が660CC未満。主に黄地に黒文字ナンバーで上から2桁が58や59いうことくらい。

 1が最初に付くのは中・大型トラックなど、2が付くのはバスなど、4が付くのは商用車。それに、緑地に白文字プレートはタクシー会社や運送会社それにバス会社などの営業用車のようだ。黒地に黄文字の営業用軽自動車も見かける。

 下から2桁の数字が大きいものが希望番号の車だと大体分かる。真ん中に大きな文字で同じ数字が並んでいたり、語呂合わせだったり、いろいろあるようだ。ある会社の駐車場には同じ一桁の数字のプレートの中型トラック10台くらいと乗用車が並んでいた。

 図柄入りのプレートが全国各地にあるようだ。熊本はくまモンが顔半分出したものを見かける。私は追加料金を出してまで希望番号や図柄入りをするつもりは無い。前の車はナンバーの数字をどうにか覚えているが、それ以前のものは全部頭から抜けてしまった。

 

 散歩のときにひらがなの表示も見るようになった。「わ」はレンタカーだということは知っていた。観光地などでよく見かけた。見当たらないひらがながあった。「お」「し」「へ」「ん」である。「し」は死、「へ」は屁を連想するから無いのだろうとは思った。たまたまかもしれないが、50音のア行が少ないようにも思った。

 最近、軽自動車のナンバープレートに封印が無いことにようやく気付いた軽以外の自動車には後ろのナンバープレートの左上の取り付けボルトに金属製の丸いキャップみたいな封印が必ずあるのに。

 

 インターネットでナンバープレートについて調べてみた。4つの表示があるが、左上に記された地名は、クルマを使用する本拠地を管轄する運輸支局または自動車検査登録事務所の地名を表す。熊本県は熊本ナンバーだけだが、「ご当地ナンバーの導入によって運輸支局名以外のところも出てきた。福岡などは人口の関係だろうが、運輸支局などが複数あって昔から「北九州」や「久留米」などのナンバーがあった。長崎の人口は多くないはずだが、「佐世保」ナンバーがある。旅行先でも、島根で「出雲」、山口で「下関」を見かけた。

 県名のナンバーが無いところもある。愛知は「名古屋」など、神奈川は「横浜」など、兵庫は「神戸」などである。広さや人口の関係で「北海道」や「東京」ナンバーが無いのは何となく納得できる。

 

 地名の右側にあるのは、自動車の種別および用途による「分類番号」と言うそうだ。昔は2桁だったが、1999年に3桁が全国導入されて希望ナンバー制度も始まったようだ。

 希望制の普及に伴い、人気の集中したナンバープレート番号が枯渇しつつあるので、2018年から、アルファベットの入った車のナンバープレートが交付されたという。ただし、数字と混同する可能性のある文字(1や0に似ているI(アイ)やO(オー)など)は欠番とされ、A、C、F、H、K、L、M、P、X、Yの10文字が導入されたそうだ。何だか思ったより少ないので、そのうち地域によってはまた不足しそうな気もする。

 

 大きな車両番号の左隣に、1文字のひらがながある。事業用は「あいうえかきくけこを」、自家用一般は「さすせそたちつてとなにぬねのはひふほまみむめもやゆらりるろ」、自家用貸渡用は「われ」が使われるとあった。

 使用していない文字の理由は次のようであった。「し」と「へ」は思っていたとおりだが、似た字形の「も」との読み誤りや似た発音の「え」との読み誤りを避けるためとも。「お」は似た字形の「あ」「す」「む」との読み誤りを避けるため、代用に同じ発音の「を」を用いると。「ん」は他のひらがなと比べ、発音がしづらいからと。私は「め」と「ぬ」、「ね」と「れ」と「わ」、「る」と「ろ」も字形が似ているようにも思うのだが。

 

 普通車や小型車などは車両情報と所有者情報を運輸支局へ「登録」した証明が封印だという。軽自動車は、軽自動車検査協会へ「届出」するだけで手続きの工程も簡略化されて封印も無い。ナンバープレートの正式名称も、普通・小型車などは「自動車登録番号標」で、軽自動車は「車両番号標」だそうだ。なお、軽自動車以外の封印は付け替えや盗難などを防ぐためともされていたが、この制度も新車については来年2月から廃止されるという。

 

 最近の軽自動車は装備も充実して価格もかなり上がっているようだ自動車の普及を図るため庶民に手の届きやすい軽自動車の規格を作ったので、手続きや税金の面などでも優遇されてきた。車庫証明も基本的に不要で、指定された都市部などでも届出で良いという。

 散歩で見かけたナンバープレートをきっかけに、初めて知ったことやハッキリしたことなどがいろいろとあった。

 

 猛暑と物価高騰にはとにかくウンザリしている。野菜などの生鮮食品も値上がったたまま。米を買いにスーパーに行ったが、いつも買う銘柄は無い。新米のコシヒカリはあったが、とにかく高い。いつもは10kgだが、5kgにして供給が増えて値下がりするのを待とうということになった。値下がりしたとしても、以前の値段には戻らないだろう。

 かなり久しぶりに「つっかけ」を買い替えた。私は、鼻緒が付いたゴム底草履を若い頃から履いてきた。店を何軒か回ったが、昔ながらのものが少なくなった。同じメーカーのものになったが、以前より3・4割は値上がりしてやはり高い。

 あまりの暑さに10分くらいの少し筋トレをしに少々歩いて一番近い施設に行く気が失せていた。すると、最近になって2番目に近いところに専用駐車場がある施設がオープンした。機具の種類や数は少ないが、そこにも行くようになった。

 宮﨑や鹿児島は雨も降って気温もそんなに高くない。熊本など九州西部で猛暑が続くのは、水蒸気が液体の雨になるときに放出される潜熱(凝縮熱)による暖かい空気が九州山地を越えてくるフェーン現象のためのようだ。ようやく最高気温が下がる予報が出たが、果たしてさわやかな秋は来てくれるのだろうか。

 

(熊本教育ネットワークユニオン true myself)