熊本教育ネットワークユニオン

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猫には困った?

猫には困った?

 子どもの頃には一匹ずつだが、猫を続けて家で飼っていた。名前はサン、キュウ、ロクという具合に数字をつけてあった。冬になると布団の中に入ってきて、暖かかった。練炭タツに入っていて、一酸化炭素中毒みたいになってフラフラではい出してきたのはどの猫だっただろうか。もう半世紀以上、猫を飼っていない。

 近所に猫を飼っているのか、餌をやり続けているだけなのか、数匹の猫がいる家がある。市からの広報には猫は家の中で飼うようにとあるが、当然のように放し飼いである。近所の道路や塀にのんびりと寝そべっている。鳴き声がしたり、夜中に喧嘩もしている。

 それだけなら良いが、我が家の庭に度々糞をするのには長年困っている。処理は妻か私がするしかない。参ってしまう。

 先ずは猫が庭に入らないようにと、フェンスや門扉の隙間をできるだけふさいだ。猫は身軽に乗り越えて入ってくる。平然と日なたぼっこしたり、気ままに振る舞っている。有刺鉄線や電気柵なら防げるかもしれないが、動物虐待になるのだろうか。

 土や砂利が盛り上がっていたら、その中に糞。芝や草だろうが、ときにはコンクリートの上にも。ギンバエがたかり、臭いもきつい。

 このままではいけない。庭に猫を見かけたら、追い出すようにはしている。木酢液や忌避剤はすぐに効果がなくなるが、ハーブの一種が生えているところにはしないようだ。100円ショップで買った黒いプラスチック製トゲトゲマットをかなりの数置いている。

 超音波発生猫よけ機の電池式を2台、ソーラー充電式を2台、通販で購入して設置している。周波数を変調させて猫が慣れないようにしてあると書いてはあるが、効果はその時々で違う。広くない庭でも死角がどうしてもできる。猫は次々に代替わりして、効き目には個体差もあるようだ。しばらく無いときもあるが、立て続けにやられることもある。

     散歩をすると、トゲトゲマットを敷きつめてあったり、水を入れたペットボトルを何本も置いあったり、超音波猫よけ機があるところも見かける。他でも困っているのだなあと妙に納得する。我慢するしかないのだろうか。全く付き合いのないその家に一人で言いに行く度胸もない。

 犬の放し飼いは無くなり、野良犬も見かけなくなった。昔とは違い、飼い主の責任で猫の行動を管理しなければならない生活・社会環境になったと思う。ペットの効用や飼い主のマナー、それにその命そして生態系などについてもいろいろな問題・課題があるようだ。猫には困っているが、とどのつまりは人に困っていることになる。

 誕生日が来た高校3年生にも総選挙の投票所入場券が来ていると聞いた。困ったことやおかしいと思うことに対して自分なりに考えて、度胸がなくてもできる選挙権の行使を是非して欲しい。

     (熊本教育ネットワークユニオン true myself)