熊本教育ネットワークユニオン

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最低賃金 地域別なのは?

 東京新聞Web8月15日(https://www.tokyo-np.co.jp/article/123975)の『最低賃金、なぜ東京は高い?<教えてQ&A>を読みました。なぜ日本は最低賃金が全国一律ではないのかという疑問が以前からあったためです。現状の図(👇:東京新聞Webより)がインパクトありです。

東京新聞Webから)

 

 記事は、浜銀総合研究所の遠藤裕基・主任研究員に聞く形(Q&A形式)ですすめられます。解説では「住宅や食料、車の維持といった生活費の高低を確認して地域別に差をつけ、公平性を保とうとする仕組み」と説明します。そして、「地域で差をつけると、最賃の低い地方から高い都市部へ人口が流出してしまう懸念が指摘」されるとしつつも、これには「最賃の高い東京は生活費も高く、引っ越しで必ずしも生活が楽になるわけではありません。最賃によって人口の流出が起きる因果関係を特定した研究もありません。」といわば切り捨て(少し厳しい言い方(私が)か?)てしまいます。そして「人口流出との因果関係の検証も同時に進めるべきです。関係がないのに是正のために企業の支払い能力を超えた最賃が設定されると、中小企業の割合が高い地方で雇用情勢が悪化してしまう懸念」があると。(私は)「企業寄り、都会びいきだなぁ」と思ってしまいます。私たち素人に「エビデンスもないのに感情でものを言うな」と言われているような(多少)うがった見方もしてしまいます。

 

 ある主張に対しては反論そしてその反論に対する反論等が必要ときたことがあります。

 今後「最賃問題」を考え続けていこうと思います。

 たとえば、次のようなことを考えたいと思います。

 ◎海外の最賃制度は地域別が多いのか全国一律なのか。それらの問題点。

 ◎最賃を全国一律にした場合、地方の中小企業は経営難になってしまうのか。

 ◎最低賃金で「健康で文化的な生活」ができるのか。

 ◎そもそも、日本の最低賃金制度はどのように歩んできたのか。

いつものように、「尻切れトンボ」・・・。

 (最賃に関する投稿をお待ちしています)